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カテゴリー 自閉症関連 / ストックホルムの空を見上げて

2009年05月05日    コメント ( 8 )

あれから2年半

前回、「この公園は辛い記憶ばかりで来たくなかった」と書きました。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM 以前、モユルが通っていた幼稚園(そう書いていたけど、正確には家庭保育)から近く、よく遊びに来ていたからなんです。モユルに発達障害があるかもしれない(ご存じない方はここと、こちらへ)と知ったのも、そこにいる時でした。

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2009年02月23日    コメント ( 3 )

トレーニングの日

ファニチャーフェアに皆で出かけた日の朝は、モユルのハビリテーリングの日でもありました。朝9時にストックホルムにある自閉症児センター集合。 注:ご存じなかった方へ モユルは自閉症と診断(参照リンク)されました。時々、自閉症児センターへ出かけて、ハビリテーション(リハビリテーションとはちょっと違います)の為のヒントを受けています。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM 保育園へ通うようになってから、色々と大きく成長しているのが分かります。保育園での日常も担当の方々に視察してもらっていたのですが、次ステップに移ることになりました。 目標は「

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2009年01月25日    コメント ( 4 )

ちょっと辛い思い出

約二年半前。3歳のモユルです。 カメラ: Hasselblad SWC/M フィルム: Kodak 400VC レンズ: Carl Zeiss Biogon CF 38mm F4.5 良い写真だけど、実は僕にはちょっと辛い思い出なんです。

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2009年01月07日    コメント ( 11 )

本になりました「ぼくは考える木」

日本から荷物が届きました!新居に初めて無事に届いた郵便物(その前は隣の家に届いた)なので嬉しい。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM 中身は本。先日も少し紹介しましたが、モユルの写真が表紙になった「ぼくは考える木」という本です。発売前に現物が到着しました。まさかこんなに厚い本だとは(500ページ超)!

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2008年12月13日    コメント ( 4 )

早朝にたたき起こされて

ついに聖ルシア祭の朝がやって来ました。ルシア祭はスウェーデン独特のもの(そう思っていたら、北欧の他国でも行うところがあるみたい)で、クリスマス直前の大きなイベントです。 簡単に説明すると、「スウェーデン全土で、頭にロウソクを立てた女性が出没し、厳かな雰囲気の中でルシア隊の綺麗な歌を聴きながら、朝の時間を過ごす」という感じでしょうか。え、ちょっと違う(笑)?まあ、概ね正しいでしょう。とりあえず、素敵な風習だと僕は思います。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Carl Zeiss (Contax) Distagon 35mm F1.4 T* こども達の行うルシア祭に初めて参加することに

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2008年10月23日    コメント ( 11 )

モユルが描いた絵

さて今回は、親バカ度満点の企画ですよ(笑)! ちょっと頑張っちゃいました。ぜひ、ご覧ください。

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2008年10月21日    コメント ( 14 )

ビザを更新!

当初、この秋を最後に日本へ帰国する予定でした。 しかし、計画を変更して、スウェーデンにもう一年滞在することにしました。その為には移民局に滞在許可証の延長を申請しないとなりません。5月終わりに申請書を提出して、やっと受理の知らせが届きました。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM 査証をパスポートに貼ってもらうために移民局へやってきました。待ち時間がめちゃくちゃ長いので、パパが朝一番にでかけて先に番号札を確保しておきました。

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2008年06月20日    コメント ( 6 )

夏至祭

夏を祝う伝統行事であるスウェーデンの夏至祭がちょっと早く行われました。モユルの通う保育園を含めて、周辺の園児たちが大集合。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-105mm F4L IS USM 皆で手を繋いで丸い輪っかになります

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2008年05月20日    コメント ( 13 )

トレーニングが始まる

これまでに何度も紹介してきましたが、モユルは自閉症との診断(このあたり参照)を受けました。 この数ヶ月、モユルは保育園に通い始め、僕たちは両親クラスなどで勉強をしてきました。そして今度は、モユルのトレーニングが始まりました。スウェーデンではこれをHabiliteringハビリテーリングと言います。「リハビリテーション」ではなく、「ハビリテーション」です。 分かりやすく言うと、「リハビリ」は事故などで障害を抱えた機能(以前は有していた)を回復するための訓練を指し、「ハビリ」は元々は有していない機能(もしくは苦手な事柄)を発展+強化して、生活を円滑に行うために行う訓練です。 これまでの面談などで、

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2008年03月25日    コメント ( 12 )

楽しそうな二人。

今年のイースターは雪でした。しかも吹雪の様相。外で遊ぶのはちょっと辛いので、近所のショッピングセンターへ出かけてみました。 カメラ: Sanyo Xacti CG6 ここは以前にも紹介したことのある場所。しかし、考えることは皆一緒で大変な混雑でした。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Carl Zeiss Planar FE 80mm F2.8 T* と、その前にお知らせです。右上に用意してある「売りますコーナー」を更新しました。写真も追加しています。でも、EOSじゃなくて、Xactiで撮ったので画像処理が大変。色味を合わすのがすごく難しい。とりあえず、カメラマニア必見(たぶん)の

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2008年03月24日    コメント ( 18 )

母からのメール。

ストックホルムはこの冬最高(たぶん違う)にも思えるくらい、キーンと冷え込んでいます。寒すぎて雪も降りません。明日の予想最高気温は2度。最低気温はマイナス12度だって。 さて、昨日のエントリーへは大変多くの反響を頂き、正直驚きました。色々な方のご意見を伺えて大変参考になりました。ありがとうございます。そんな中、僕が特に意見を聞きたいと思っていた母からメール(手紙じゃなくて、メールというところが現代的ですよね)が届きました。非常に参考になる内容でしたので、皆さんにもご覧頂きたいと思います。(注:僕の独断で一部を削除、もしくは編集しています。) 母の事を軽く紹介すると、今から約40年前に重症障害児(

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2008年03月23日    コメント ( 21 )

言葉の難しさ。

息子のモユルは自閉症という発達障害を抱えています。特に見た目では全く分かりません。遊んでいる姿を見ても、障害を抱えているなんて思いも付かないかもしれません。自閉症の子では極々ありふれた姿です。 しかし、その子の親に対して「大丈夫よ、普通だよ。頑張れば治るわよ」と言ってしまうのは、非常に際どい発言でもあるんです。実際、よく言われる言葉です。もちろん、激励の意味で言ってくれているとも分かりますし、単に無知なだけとも理解できます。でも、自閉症は「治ることは無い障害」なのです。人によっては、あまり良い気分がしない言葉にもなってしまいます。 僕はいちいち、そんな言葉で傷ついたり、気にし続けるような事は無

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2008年03月21日    コメント ( 7 )

権利

今日も自閉症センターへ行ってきました。今回は僕たちの担当者との面会。どの様な機関かという話から、発達障害児を持つ親へのサポート、得られるサービスについての説明が行われました。 まだ内容を精査していないけど、軽く見ただけでもやっぱり充実しているなあというのが最初の印象。 注:復習がてらブログに書いていますので、あくまでも参考程度にご覧頂けると幸いです。日本語での正確な用語が分からない言葉もありますので、その辺を考慮してくださいね。内容もかなり僕の解釈で簡潔に書いていますので、勘違いもあるかもしれません。「訓練」という表記も合っているのかちょっと分からない 注2:初めての方や、ご存じでは無い方へ。

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2008年03月20日    コメント ( 11 )

両親クラスが始まる。

先日からはストックホルムにある自閉症センターで、自閉症の子供を持つ両親向けのコースが始まりました。クラス名は「First Step 始めの一歩」。その名の通り、自閉症について学ぶ講座です。 注:初めての方や、ご存じでは無い方へ。息子のモユルは自閉症(参考リンク)なのです。 カメラ: Hasselblad 203FE フィルム: Kodak 160VC レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T* 自閉症とは何か?自閉症の症状、自閉症の子の振る舞いなどの基本的な知識の勉強をして、その中で参加者同士の意見交換や、お互いの置かれている環境について話したり、子供への新たな

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2008年03月10日    コメント ( 4 )

自閉症センターへ行く。

家族みんなで、ストックホルム市内にある自閉症センターへ行ってきました。 注:初めての方や、ご存じない方へ。息子のモユルは自閉症(参考リンク)なのです。 カメラ: Sanyo Xacti CG6 エレベーターホールで。水槽ではないけど、チーちゃんは夢中。

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2008年03月04日    コメント ( 9 )

自閉症の診断書をもらう。

モユルが自閉症だという診断結果自体は去年の9月(このへんを参照)に受けていたのですが、やっとそれらが文章で記されている書類をもらうことが出来ました。 ということで、自分の勉強がてら、内容を公開しちゃいます。え、良いのかって? うん、良いですよ(笑)。 注:各書類の個人情報や、具体的な記述は判読不能に修正してあります。僕が内容を適当に訳していますので、日本語での専門用語とは全く異なるかもしれませんし、適切な訳文では無い可能性が大いにある事をご了承ください。 この書類は、先生の診断/見解書。障害手当を申請する際に添付する大事な書類。自閉症児向けの物ではなく、介護や世話が必要なハンディキャップを持っ

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2008年02月29日    コメント ( 5 )

リンドグレン病院へ。

長靴下のピッピの作者Astrid Lindgrenの名を冠したアストリッド リンドグレン子供病院へ行ってきました。目的はモユルの採血。 この絆創膏が貼ってあるマークが、なかなか可愛い。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-105mm F4L IS USM Karolinskaカロリンスカ病院へ、バスでやってきました。ストックホルムのバスは、ベビーカーを押している大人も無料で乗れるんのです。カロリンスカはスウェーデンでおそらく一番有名な病院。

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2008年02月07日    コメント ( 6 )

出来る事と、出来ない事。

モユルは最近やっと10まで数えられる様になりました。しかし、本当は分かっているのにワザと黙っているんじゃないかという気がしてなりません。いきなり100まで数えるという離れ業をやってのけて欲しいです(笑)。 4歳の誕生日(今は4歳8ヶ月)にオムツを止めました。それまではオムツを使う!と言って猛反発していたんだけどね(生活スタイルの変化は好まない)。でも、翌日から普通にトイレに行けていました。なんだ、ちゃんとオシッコをコントロールできるじゃない。と、思っていたら最近はおもらしをしたりする(笑)。 オモチャの置き方とか、本の並べ方にやたらと厳しい(僕はよく注意される)。と思わせて、全くほったらかしに

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2008年02月04日    コメント ( 6 )

我が家の惨状。

室内で撮影をする時には、なるべく写らない様にしていたのですが限界です(笑)。って、もうお気付きだとは思いますが。。。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-105mm F4L IS USM ある時から、壁一面がキャンバスと化してしまったのです。 転居する際には壁を塗り直す費用を負担しないといけないだろうなあ。しかーし、モユルが自閉症だという事で障害手当をもらえる事が分かった(この回の後ろの方参照)ので申請してみようっかな。え、不謹慎だって?いえいえ、スウェーデンでは当然の権利です(もちろん正当な理由があるからこそ)。

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2008年01月27日    コメント ( 11 )

モユルの成長ペースを思い出してみる。

モユルの様な自閉症の子は一般の子と比べて発達が遅いという特徴があります。なにかしらの発達障害があるかもしれないと最初に指摘されるのは、大抵が成長具合を見る定期検診などの時じゃないでしょうか。歩き始めるのが遅いとか、そういうことですね。 実際モユルもそうでした。しかし、当時の僕たち(特に僕)はそれを全く問題に考えていませんでした。(今でもそうかもしれないけどね) カメラ: Canon EOS 20D レンズ: EF-S 17-85mm F4-5.6 IS 1万枚以上(正直驚いた)撮り貯めてあるこども達の写真を引っ張り出して、ちょっとチェックしてみることにしました。こういう時には写真がたくさんある

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2008年01月24日    コメント ( 11 )

すごいよ、モユル君!!

もう親バカと分かっていますが、でも、でも、昨晩、ビックリすることがあったんです。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Carl Zeiss (Contax) Distagon 35mm F1.4 T* なんか随分と変わった遊び方をし始めました。当然面白いから、僕はカメラに手が伸び、撮影し始めます。

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2008年01月23日    コメント ( 5 )

ちょっと感激。

自閉症の子の一番典型的な症状を挙げると、やっぱり人とのコミュニケーション力の低さだと思います。モユルもその例にもれず、家族以外の人には全然慣れようとしません。分かりやすくいえば、人見知りを極めています。←意味不明(笑) 注:症状の重い子の場合は親とでさえも打ち解けられないそうなので、その点、僕たちはまだ対応しやすく済んでいます。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Canon EF24-105mm F4L IS USM そんなモユルだけど、保育園のティーナ(先生ね)と段々と仲良くなってきました。全く分からない言葉(スウェーデン語)を話しているというのに、少しずつ信頼し始めているみたい

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2008年01月22日    コメント ( 8 )

みんなで林の中へ。

まずはモユルが通い始めた保育園について、ちょっと説明。これまでは幼稚園と記述していましたが、正確には保育園と言った方が良いみたいなので、今回から改めます。保育園はスウェーデン語でFörskolaと言って、直訳すれば「就学前学校」という感じでしょうか。1歳から5歳までの子供が通えます。 注:今回の内容は僕が住んでいる地区での話ですので、他の場所では内容が異なる可能性がありますのでご了承ください。 ただし、誰でも一歳から子供を預けられるわけではありません。両親共に就職しているか、就学している事(もしくは就職活動中)が必須条件になっています。要するに働いているか、学生でない限りは、子供の世話は親が行

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2008年01月14日    コメント ( 2 )

動画で記録!

年末のエントリーで、モユルの素敵な記憶力について触れたのを覚えていますか?子供は絵本を丸々覚えたりと物覚えが良いと聞きますし、親バカなだけということも分かるけど、やっぱり驚きの毎日です。 自閉症の子(もゆるのこと)には、記憶力などに秀でる子がいるらしいのでちょっと期待。 先週から幼稚園がついに始まりました。が、いきなり「キラキラ星」をスウェーデン語で歌いきる快挙。親子サロンで聞いていたり、ママが歌ったりしていたのだけど、歌ったのは初めて。その日の朝に幼稚園で先生が歌った事で出てきたらしい。他にも色々と分かっていそうだ(笑)。 これは記録しておいたら面白いなと思ってビデオ撮影をしてみました。撮影

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2007年10月24日    コメント ( 5 )

ちょっと嬉しいニュース。

ストックホルムの幼稚園は、とにかく待ち時間が長い(空席が出来ないと入園できない)事で悪名高い(全地域とは限らないようですが、少なくとも僕たちの住んでいる地域はそう)のですが、モユルの場合は特例で長蛇の列の先頭に入れてもらえました。 そして昨日、自宅の最寄りにある幼稚園(119人待ちだったので、普通ならば1年待っても順番が回ってこない)で空きが出るとの連絡がありました。現在改築中なので、年明けの1月からの入園でどうかという提案(どうやら現地の視察もしてくれたらしい)でした。他にも申請している幼稚園(全部、先頭にしてくれた)が数カ所あるのですが、モンテッソーリ教育を採り入れているような特色ある所ば

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2007年09月19日    コメント ( 22 )

これまで通りに。

2000年8月にスウェーデンへ来てから、早くも7年が過ぎ、8年目が始まりました。色々と嬉しい事やら困った事もありましたが、まあなんとか現在に至っています。今回は、そんな中でも一番辛かった事のお話です。 どうやら長男のモユルは何かしらの発達障害を有している事が分かりました。いわゆる自閉症(広汎性発達障害の一種)です。 カメラ: Canon EOS 5D レンズ: Carl Zeiss (Contax) Distagon 35mm F1.4 T* えー、まだ小さいんだし、そんな事は分からないんじゃないの?と思ったりもしますが、実はもう一年をかけて専門の先生に掛かり、何度も面談と診断を繰り返してきま

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2006年08月26日    コメント ( 2 )

幼稚園をやめちゃいました。

少々、考え事をしていたので、数日ぶりの更新となりました。 幼稚園入園後、最初の2週間の過程が終わりましたが、どうやらモユルには合わないと判断し、残念ながら入園をキャンセルする事にしました。今後どうするかは検討中。しばらくはパパと一緒に遊ぼうと思います。 カメラ: Canon EOS 20D レンズ: EF50mm F1.8 II もう外は秋の陽気になっているので、半袖で外出するとちょっと寒いです。

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2006年08月16日    コメント ( 2 )

幼稚園3日目。モユル試練の日。

モユルは、この月曜日から幼稚園へ通い始めました。初日と二日目は、”パパと一緒に一時間だけ遊んで帰宅”という入園スケジュールになっていました。しかし、今日(3日目)からは2時間の滞在時間中、パパがバイバイをしていなくなるという、第2段階に突入。 結果は30分ほどで、パパの携帯電話にお迎え来てコール(笑)。モユルにとっては生まれて初めてと言える、身内から離れた時間でした。その後はご機嫌に遊ぶ事ができて、先生にも段々と慣れてきました。明日も今日と同じ予定。その後の段階は、お昼ご飯を幼稚園で食べるというステップに移ります。 カメラ: Canon EOS 20D レンズ: Canon EF-S17-85

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