まずはモユルが通い始めた保育園について、ちょっと説明。これまでは幼稚園と記述していましたが、正確には保育園と言った方が良いみたいなので、今回から改めます。保育園はスウェーデン語でFörskolaと言って、直訳すれば「就学前学校」という感じでしょうか。1歳から5歳までの子供が通えます。
注:今回の内容は僕が住んでいる地区での話ですので、他の場所では内容が異なる可能性がありますのでご了承ください。
ただし、誰でも一歳から子供を預けられるわけではありません。両親共に就職しているか、就学している事(もしくは就職活動中)が必須条件になっています。要するに働いているか、学生でない限りは、子供の世話は親が行わないとなりません。間違っても、子供を預けて自分だけ遊びまくるなんて事は出来ません。そんな事をしながらさらに休業手当(子供の世話をする事を条件に会社/学校を休み、給料保証/お手当てをもらう)をもらっていたりなどすると、摘発対象になってしまうんですよ。冗談じゃなく、それ専門の調査隊がいるらしい(と、新聞に載っていた)。
例外ももちろんあります。我が家の様な滞在許可のみのビザで、片親(カズエのこと)が条件を満たしていない場合は週15時間という感じに保育時間が減少します。ただし、二人目の子供は保育園へは通えません。あと、モユルの様な障害を持っている子なども例外扱いです。小学校が始まるまで集団生活が出来ないのかと心配になりますが、4歳からはそれらの制限無く、通うことが出来るようになっています。
保育料は親の収入によって変動します。最高に稼いでいる人で約20,000円/月。子供の年齢が上がると割引もある。あと兄妹も割引が適用されます(おそらく子育て支援の一環)。我が家はモユルが障害児だということで15時間/週は無料。さらには必要なら専門家の派遣などのサポートも保証されています。という事で今月はまだ午前中しか通っていないので、無料のはずだったんだけど、なぜか先日、請求書が届いた(笑)。まあ払っても全然問題ないくらいの少額(2000円もしない)だったんだけど、おかしいと思うので問い合わせ中。
(追記:当初は全額無料と書いていたのですが、確認したところ正確には週15時間までが無料。保育園の保母さん達も勘違いしていたのでした。)
カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-105mm F4L IS USM
さて、モユルの保育園通いも3週間目になりました。保育園へ最初は1時間だけの通園で、少しずつ時間を延ばして12時(ランチ後)までいられるようになりました。僕も付き添って保育園生活をしていたんですよ。一緒に切り絵をやったり、手を繋いでお散歩に行って、食事も他の子と一緒です。こども達と絵本を読んだりと、ほとんど保父さんと同じ(笑)。
でも、最近は園内保育の日は、保母さんに預けてすぐに帰って来ても大丈夫なほど。一般的には一週間くらいで付き添い期間(新入生は必ず)が終わるのだけど、モユルの場合はまだまだ続きます。2年前は全くダメで一週間で断念していたのだから凄い進歩です。
そして今日は、近所の林に出かけるというので、一緒について行きました。モユルのような自閉症の子によくある症状として、「普段と違うことをするのが苦手(要するに毎日同じが良い。予定外の事は嫌い)」という事が挙げられるのですが、モユルに不安を持たせない為にパパである僕が付いていったという次第です。