撮り比べシリーズ / ディスタゴン60mm/5.6+EOS 5D
時々頂く質問に、”Cレンズのディスタゴン60mm/5.6と60mm/4は明るさ以外に違いはあるのか?”という物があります。
厳密に撮影すれば描写の違いはあるかもしれませんが、基本的にどちらも同じ光学デザインのレンズです。ちなみに後継の60mm/3.5は新しい光学デザインになっています。
カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss Distagon 60mm F5.6
そこで、シリーズと称して光学デザインが、やっぱり同じである1000/1600F用の60mm/5.6と、500C以降用の60mm/5.6と60mm/4を撮り比べてみることにしました。ハッセルブラッドで撮るべきなのですが、とりあえずEOS 5Dに取り付けて、持ち出しました。全部、絞り開放(だったと思う)です。
カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 80mm F2.8 T*
まずは旧型ハッセルブラッド用のディスタゴン。なんと17番目に生産された極初期のレンズです。
このディスタゴンは旧型ハッセルブラッド用レンズの中で、抜群の解像度を誇っています。50年前のフィルム性能を超えた驚異的な光学性能を秘めていたことが、今回の撮影からも垣間見えてきます。