
木のシャンデリア
今日、チョコチョコと遊びに行っているハッセルブラッドの修理士の元へ質問があったので出かけました。僕が職人試験作品の製作で忙しい事を知っていた彼は今日まで僕に連絡をしないでいてくれていた事がありました。
”クナップマンさんから連絡があったんだけど、何かネット上に僕たちの写真やらプライベートな事を載せてる?”
と、いうような趣旨。日本の誰かさんがクナップマンさんに僕のサイトと共に連絡を取ったようです。その誰かさんが何者かは僕は知りませんが全く無意味かつ、僕は大変不愉快な思いをしました。要するに、この数週間、僕の大事なスウェーデンでの友人たちは”イクルがネット上に一体何を載せているんだ?”というように思っていた事。
その誰かさんは、僕がこのブログ上に載せていた修理士の現場写真をクナップマンさんの仕事場と思ったのかもしれません。
この数週間、あまり一緒に過ごす事の出来なかった子供ですが、ミチカの成長ぶりには目を見張るものが。
当然ながらお座りなんて楽勝。表情もさらに豊かになった気が。
完成したばかりの戸棚にカメラを試しに収納してみました。月曜日にでも本格的に撮影しようと思っています。
棚上にセット。贅沢にスペースを使っていますが、一段におそらく6台は収納可能です。上は90年代製の203FE。下は50年代の1600F。
職人試験作品の製作が完了し、ひさしぶりにゆっくりと過ごす週末です。もちろん、子供達はパパがいるのでちょっと嬉しそう。
外国暮らしをしている子供は日本語にふれる機会が少ないのがちょっと心配。すでにアルファベットを先に覚え始めていたので50音表を準備してみました。予想以上に早く覚えていくのでビックリ。
80ミリレンズといえば中判カメラではごく一般的な標準レンズ。多くの方がこのレンズから撮り始めているのではないでしょうか。
様々な80mmレンズがある中でも、初期世代のCレンズはダントツで美しいと思います。使い勝手は後継のCFレンズなどの方がずっと良いのですが、プラスティックパーツが多く使われている現代のレンズと比べると隔世の感。ヘリコイドの加工をどうやっているのかなあと考えてみたりしちゃいます。
C80ミリレンズの中でも微妙に設計が変わったりしているのですが、この左のレンズはその中でもちょっと特別。俗にいう”6枚玉”という物でレンズの形状その物が随分と違います。スウェーデンでは全く聞かないのですが、日本のハッセルブラッド好きの中ではよく知られたレンズです。ちなみにクナップマンさんによるフルメンテナンス済み。
500Cに取り付けてみる。格好よすぎ(笑)。
僕はショーケースに飾って、磨いて、眺めてウットリというタイプではありませんが、出来の良さには本当に感心です。
校内に撮影スタジオを設置して完成したばかりの戸棚を撮影しました。2個あるストロボのうち、一つがなぜか全くシンクロしてくれず、ちょっと手こずりました。
コントラストの強くない色なので露出にも一苦労。濃い色の木だと楽なんです。左右の平行が出ていますが、これはあおりの効くカメラで撮ったわけではなく、フォトショップ上で変形させています。ごく僅かなので不自然さもなく上手くできたと思います。
棚の内部への光にこだわるのは面倒なのでパス。とりあえず足元の影は綺麗に飛ばせました。正確には”柔らかい影にできた”かな。
今日は前々から予定していたスカンセンへ出かけてきました。ミチカにとっては初めてのスカンセンです。
とりあえず、今日はとっても疲れたので簡単なエントリーでご勘弁ください。
高い所が嫌いなママなのに、なかなか大胆な挑戦。
チューリップ畑で。
ベビーカーを押しているパパとしては、こんな笑顔を見せられるともうたまりません(笑)。
僕が在籍しているマルムステン校の年度末発表となる春の展示会が始まりました。僕は当然ながら職人試験作品を展示。マルムステンといえば、”家具製作科”というくらい有名な学校なので多くの方の来場がありました。
僕は会場にいる時はずっとハッセルブラッドを首から提げて接客。大忙しでした。
本日の来賓。モユルさん。
展示会場に行く前に家族みんなでランチ。天気が良かったので学校近くの教会の庭へ。パパのお気に入りの場所です。戸棚製作時などで疲れている時にここで昼寝をしたりしていました。天気が良いとすごく気持ちよい場所です。
職人試験に時間を取られていた為、なんと一ヶ月以上もハッセルブラッドで撮影をしていませんでした。カメラを触ってはいましたが、撮影をしないのではカメラの意味がありませんね。。。
ということで、前回のエントリーで紹介した今年の展示会で久しぶりに撮影。EOS20Dの写真と比較しながらご覧ください。
この部屋は僕の戸棚など職人試験作品を展示。右手前の机は今回、最高評価を受けた物です。
何万本も生産されたハッセルブラッド用標準レンズC80mmの極初期のモデルであるレンズ(通称、六枚玉)を使ってモユルを撮ってきました。独特の素晴らしい描写だとの評判がある物ですが、いかがでしょうか〜?
注:特に記述がない限り、F8(2段分)に絞って撮影しています。オーバーホール済みのレンズですが、シャッターは203FEのフォーカルプレーンを使用しています。また、フィルムの反りが無くなる前にスキャンしていますので、一部の写真に干渉縞が確認できます。
本日の装備。203FEに六枚玉のC80mm。フィルターは無し。フードは遮光効果が怪しい浅めの物(程度低)。フォーカルプレーンでの撮影なので、レンズ側のシャッタースピードはB(バルブ)に設定。フィルムはコダックの400VC。
絞りは最初からF8に固定して、Eマガジン側のISOダイヤルをわざとISO100(装填してあるフィルムはISO400)に設定。こうする事で測光時に絞り込みプレビューを行わないで済む(仮想的に絞り込んだ状態になっている為)という裏技です。
最初に撮った一枚。いきなり素晴らしい写真が撮れてしまいました。が、2枚目と見事に重なっています。原因はマガジンの不良などではなく、完全なる僕のミス。かなり初歩的なミスなので聞かないで。。。
ちなみに撮影時間は朝の8時半頃。3時台に日の出なので、もう十分に明るくなっています。
今回は5月24日のエントリーの続きです。スカンセンとは超分かりやすく簡潔に説明すると、”スウェーデンの伝統文化を知る事ができ、且つ子供達にとっても最高の場所である屋外博物館”。文化財ともいえる建築物などを丸々、運んできているのにも驚かされます。”再現”ではなく、本物だからです。
園内(館内?)はかなり広く、散歩にも最高です。結構、起伏があるので良い運動にもなります。モユルは3回くらい来た事がありますが、ミチカは初めて。しかし、寝てますね(笑)。。。
まずは腹ごしらえをしないとねー。
職人試験が終わってから猛烈な勢いでハッセルブラッドを使っています。まるで封印から解かれたかのようです(笑)。
4月にノンT*のS-Planar135mmで撮影をした時にはメンテナンス中だったT*コーティングのモデルで今回は撮影。
うすうすと感じてはいましたが、このレンズは本当に素晴らしいです。手持ちのレンズの中でも一、二を争うと言っても過言ではないくらい感激する描写です。
注:特に記述がない限り、F8かF11に絞って撮影しています。オーバーホール済みのレンズですが、シャッターは203FEのフォーカルプレーンを使用しています。また、フィルムの反りが無くなる前にスキャンしていますので、一部の写真に干渉縞が生じています。
青空は見えているけれども、雲が多く太陽の光が柔らかくなっているという撮影条件下でした。黄色い花は咲き乱れていたタンポポ。
本日の装備。バリアブルチューブに装着。フードはあえて付けないでみました。基本的にはオートモード(自動露出)で撮影していますが、条件によってプラスマイナスの補正を加えています。
前回のエントリーでS-Planar135mmを紹介しましたが、S-プラナーにはもう一つ、120mm/F5.6というモデルが存在します。こちらは135ミリと比べ、非常に扱いやすく人気も高いようです。
またも結論から述べますが、やっぱりツアイス。素晴らしい描写です。毎回、同じ表現ばかり恐縮ですが、特に近距離撮影時(ポートレートなど)の描写には感激。撮影時点でかなり良さそうな予感がするほど、手応えを感じました。
注:全ての写真はF8かF11に絞って撮影しています。おそらくレンズの最高性能を発揮するのはこの辺りと思われます。写真にはスキャン時のホコリが映り込んでいますのでご了承下さい。また、フィルムの反りが無くなる前にスキャンしていますので、一部の写真に干渉縞が生じています。
プロクサーレンズも今回は携帯。このレンズを付ける事で接写撮影が可能になります。あえてフードは付けないで撮影しています。
いきなり今回のベスト。被写体が良いのは理解していますが(←親バカ)、現像後のスキャン画像を見た瞬間に鳥肌が立ちました(←カメラバカ)。