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2005年12月09日    コメント ( 2 )

プラナー110ミリの練習。

現在のストックホルムは太陽光を利用した撮影に適した明るい時間が短い(たぶん3,4時間)という事もあるのですが、空は雲に覆われていてさらに暗くドンヨリとしています。

せっかく入手したプラナー110mmを試したいのに、学校へ行ったり、タイミングが合わず、チャンスが全然ありません。夏は逆に一日中、明るくいつでもOKだったのに。。。

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

ということで今日もまた大人しく室内でEOSを使ってレンズの特徴をお勉強。このレンズの最大の特徴でもあるF2という絞り開放時で試してみました。はっきり言って、かなり難しい事が判明。分かっていたとはいえ、被写界深度が超狭いんです。

051209_02.jpg

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

これはピタリとピントが来ている様にも見えるのだけど、実際はチーちゃんの右目(写真では左側)に合っているようです。左目の目尻付近から既にボケ始め、ママの腕はもう溶け込んでいます。ハッセルブラッド社の正式な資料によると、被写体へのこの位の距離での被写界深度はなんと1センチ未満(笑)。

051209_03.jpg

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

この写真でもピントが合っているのはモユルの手前の柱付近。モユルの落書きがクッキリと浮かび上がっています(笑)。この驚異的な被写界深度の浅さは、動き回る(もしくは体を揺らすだけでも)子供になるべく近づいて撮りたい僕には超難しいかも。。。近づくほど被写界深度は狭くなっていくんです。

ピント合わせもほんのちょっとピントリングを動かすだけで、フォーカス部が飛んで行っちゃう(笑)。絞り込みレバーを使った方が良さそう。。。

051209_04.jpg

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

これはワザとピントを大きく外した一枚。感動物のボケ具合です。”溶ける様な”という表現がピッタリ。

051209_05.jpg

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

ちょっと絞り込ん(確かF8位)で撮ってみたら、ずっと楽になった(笑)。この辺(2メートル?)で被写界深度20センチ。

うーん、かなり修行が必要そうです。でも、かなり魅力あるレンズなので頑張ろうっと。早く春にならないかなあ〜(気が早い)。


 
 

コメント

今日は、昨日私がバカを言ったので、開放で撮られたんでしょうか?

はっきり言って、このレンズを20Dのサイズで使うのは無理があると思います、アップが簡単に撮れるのは魅力でしょうけど。 やはりハッセルのサイズぐらいでないと....

でもこのレンズが持っている素晴らしいボケ味は、逆に拡大されていますから、面白いと思いました。

思はぬ、勉強をさせていただきました。 m(__)m

投稿者 ogurotei


oguroteiさん

はい、意識して撮りました(笑)。

確かにEOSで使った後に、ハッセルブラッドに付けてファインダーを覗くと、あまりの広さに驚きます。

投稿者 Ikuru


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