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日曜日のストックホルムは超快晴。家に閉じこもっている理由は何もないので、お昼ご飯のオープンサンド(パパ作)を持って5分くらい歩いた先にある芝の広場でピクニックをする事にしました。カメラはEOS 20Dとローライフレックスの2台を持って行きました。ミチカ(娘の名前)にとっては生まれて初めてのお出かけなので、カメラマン魂が沸きかえりました(笑)。
と、今回はこの話をメインにする予定でしたが、同時進行でもう一つの話題も追加します。文字の色で内容を分けました。このブログと比べると遙かに有名なブログ”カメラと一緒にパリでお散歩*”で、アリアちゃんのパパが書いていた事柄は、僕たちも日頃から気にしていた事でした。簡単にいうと、子供の写真をネット上に載せる事の是非についての考え方でした。
*注
今回のブログ内にはスウェーデンの制度などについて書いていますが、絶対確実な内容ではないのでご了承下さい。また、僕の私的な考えも並んでいますので、ご意見、反論等もあるかもしれません。
まずはベビーカーに乗って出発〜。パパはスリングにミチカとカメラ機材を首に掛けています。たぶん総計9キロ(笑)。ベビーカーに取り付けられる傘はちゃんと向きの変更も可能になっています。タイヤはチューブ式なのでちょっとした段差くらい余裕。本体の構造自体がバネのようになっているので階段もピョンピョーンッと下りる事が出来ます。
子供をネット上に載せて不特定多数の人が見られる状況にする事はリスクを伴うという指摘があります。
さすがに直射日光の元では暑すぎるので日陰との境にマットを敷きました。モユルの右側の白い布の中にミチカがいます(笑)。
そのリスクとは”子供の身が危険にさらされる可能性がある”というような事。
これはツアイスのレンズで撮ってみたミチカ。最近は目も大きく開くようになってきました。マットの模様を見ているのかなあ?
と、ここで僕が思うのは、そのリスクは確率論的に考えるとどの程度のものなのだろうか?という事。0には決してなりませんが、どう悲観的に考えても0.1パーセントにもならないはずです。これが意味する事は、まずはあり得ない話。99.9パーセントは問題ないという事。
同じツアイスだけど全く違う年代に作られた、全く違う画角のレンズで撮ったミチカ。アングルも構図も違います。手前に入り込んでいたのはモユルのほ乳瓶(笑)。
では、そのあり得ない事だけど、起こる可能性がある0.1パーセントをどうするか?
- 僕は家具製作をする時に機械を使って作業をする時間が多くあります。どう安全に使っていたとして、999回はOKで、あとの1回で超高速で回転する刃物にふれて指を飛ばしたらやっぱりアウトです。確率は低くても気を抜く事は出来ません。 -
白詰草(しろつめくさ、クローバー)がびっしり。絞りを絞って撮影。モユルの左手にあるのはパン。かじりながら歩いています。
ここで考えないといけない事は、0.1パーセントの確率をさらに可能な限り下げる事。子育ての場合、親が子供を的確に守ってあげられるかというこの点は全て親の責任です。アリアちゃんのパパさんもおっしゃっていますが、モユルの周りには必ず僕かカズエ、もしくは見守っていてくれる人がいます。子供が一人で出歩くなんて事だけではなく、自宅などに一人で残っているという事もありえません。
というよりも法律で禁止(確認していませんが、フランスはそうらしい。スウェーデンもEUという事でほぼ同等のはず)でしょう。子供を部屋に残して、親たちで飲みに行くとか、パチンコをしている等というのは、もし何かが起こった時には運が悪かったでは済まされません。日本のニュースで小さな子の悲しい出来事を聞くと残念でなりませんし、信じられません。
ひとつだけ残っていたタンポポの綿毛を見つけたモユル。何度触っても不思議だね〜。
両親ともに仕事があり忙しかったら、子供だけに時間を割くのは無理じゃないか?
スウェーデンでは仕事を休んで子供の世話(たとえ病院に連れて行く1/4日だけだとしても)をしていても各自の給料に相当した、両親手当の支払いが保証されています。スウェーデン国籍を所有しない僕たちの様な外国人だとしてもです。僕でも希望すれば大学を一年間、休学して子育てに専念する事も可能です。無職(僕のような学生や失業者)だとしても贅沢をしなければ十分に暮らしていけるだけの額が支給されます。
何かを見つめるモユル。瞳への映り込みが綺麗。でも、口の周りに何か付いているよ(笑)。
両親手当は8歳までに両親合わせて合計480日間の権利(パパも当然休む事ができる)があり、どの様な配分にするかは自分たちで決める事ができます。例えば午前中は保育園に預けて仕事をし、午後は自宅で子育てという事も可能。この他にも育児手当(約13000円/月)が16歳くらいまで支給されるようになっています。最低支給額で計算すると総計では約400万円くらいになります。要するに子供と一緒にいる時間を持てるだけではなく、心のゆとりを持って見守り育ててあげる事もできるようになるわけです。
カメラを取り替えて今度はローライで。1960年代のカメラとはとうてい思えない描写。その当時のローライフレックス(正確にはツアイスのレンズ。飛び抜けた性能だった)は”家を建てるかローライか”と言われるほどの超高級品(サラリーマンの年収3年分とも)だったそうですが、僕なんかでも使う事が出来るようになったのは嬉しいかぎりです。でも、性能は当時そのままの最高の出来♪
ついでに書いてしまいます。”そんな事しているとお手々をピシッだよ!”なんて事が日本ではかなり有り得そうですが、スウェーデン(たぶんEUでも)では子供への体罰もダメ。”シツケ”だからなんて言いますが、やって良い事、ダメな事を教えてあげる別の方法があるのに振り上げた手を見て子供がビクッとする様な手法は異常です。
パパとママに似たらしく、頭が大きいモユル。明らかに年上の他の子供たちよりも大きかったりします(笑)。
常に一緒にいるなんて過保護じゃないか!?自立できなくなるという意見もありそうですが、この時期に過保護でいけない理由が全く分かりません。子供を守ってあげるのは親の役目。ネットに載せる事でリスクが増えても、減らす為の気配りも十分にできるはず。我が家がどこにあるか見つけるのは不可能でしょうが、そんなリスクがある事を子供に知らせる必要もないので、パパとママががんばるのみ。
色々と書いていたらまとまりがなくなりましたが、とりあえず僕はまだ家族の写真を撮り、親バカをします(笑)。
はじめまして!
いろんな所に飛んで行ったらこんなステキなブログに出会いました!!
思わずじっくりと読んでしまいました〜。
写真もすごいステキで一瞬で釘付けで目がハート状態!
私もブログやってるんですがやっぱりただのデジカメじゃこんなステキな写真は撮れません。。。
ウチも1歳半の娘がいて今第二子も妊娠中です。
ちょうど2歳離れで生まれる予定なのでモユルくんとミチカちゃんとおんなじくらいでしょうか??
奥様が陣痛中にモユル君に絵本を読んであげてる姿には感動しました〜!!
二人目となればそんな余裕も生まれるのかしら?
私もそんなおおらかな気持ちで出産したいです。。。
投稿者 マキ
はじめまして。
ミチカちゃんの誕生、おめでとうございます!
書き込みは初めてですが、日々アップされる写真を
「私もこんな写真が撮りたいな...」なんて思いながら拝見しています。
モユルくんという名前が素敵だったので、次のお子さんはどんな名前をつけるんだろ〜
と気になってましたが、ミチカちゃんとは、またまたかわいい名前ですねっ!
たくさん、たくさん写真、撮ってください!景色とともに楽しみにしてます。
モユルくんの、たんぽぽの綿毛との写真、かわいかったです。
第二子の時はゆっくりしてられないとは聞いてますが、無理されないように体を大事にしてください。
でもパパがいっぱい助けてくれてるから大丈夫そう(^^
これからも寝る間を削ってアップされてる写真たちを楽しみにしてます!
投稿者 umi
子供の写真をネット上に載せる事の是非について、私も心配しながら、でも結局子どもの写真バンバンBLOGに載せてました。
なぜなら、実際にどんな危険性にさられるというのだろうか・・・と正体不明の危険性だったからです。
今回イクルさんのBLOGでさらにその確信は深まりました。
でも常に子どもを守る責任は怠らないようにしなくてはいけませんよね。
それにしても、スウェーデンもアリアちゃんのパリも子どもの命を守るために法律が整備されている点は、日本もはやく見習って欲しいものです。
今日も、モユル君とチーちゃんの可愛い姿を見て喜んでいる私。
アリアちゃんという可愛い女の子にも出あえてさらにうれしいです。
イクルさんのBLOGは、たくさんの人が楽しみにしています。
投稿者 かずずん
日本は少子化で、どんどん国として退化の一途をたどっています。
こうゆう法律・制度こそ優先してしなければなりませんね。
やっているのはほんの少しの減税くらいです。
保育園も足りないし、仕事していなければ保育園に入れないし。。。
投稿者 fuji
初めまして。
ブログサーフィンしてたら、この子供の写真を載せることで大騒ぎになっていることを知りました。私はロスアンジェルスに住んでいますが、ここアメリカも12才以下の子供はいかなる場合も大人と一緒に居なければいけないのが法律です。日本では子供が寝ている間に買い物に出かけたりする人が多いし、幼稚園児も一人で学校の行き帰りをしてることにいつもびっくりします。
こどもたち、本当にかわいいですね。
そして写真が素晴らしいです。私はてきとうなかーちゃんカメラマンなので見習わないとと思います!
投稿者 mai
僕も子供の作品を載せる側として読ませて頂きました。
常にリスクは存在する。そのリスクをどうヘッジするかは全てに当てはまります。「子供の写真」だから危険に晒されるわけではないと考えます。
投稿者 管理人ADAM
初めまして。色々と巡り巡ってたどり着きました。
お写真、どれもとても温かくて素敵だなぁと思いました。
今話題になっていることは、とても難しい問題ですね。
実は、私はいつも疑問に思っていることがあります。それは、
子供本人が小さくてまだネットというものをよく理解していないとき、親の独自の判断でその子の写真を掲載してもいいものなのかということなのです。
もしも仮に私の両親が、わたしの小さい頃、撮った写真を世界中の不特定多数の人に向けて発信していたとしたら(親がわたしを愛してくれているからだというのはわかっても、だからといって)「うれしい。ありがとう。」という気持ちになれないのが正直な気持ちです。
今の大人の私は、自分の写真がネットに載るのは嫌です。
子供の頃の写真も載せられたくありません。
イクルさん自身は、どう思われますか?
子供が大人になっても、やはり今と変わらず載せ続けますか?
初めてのコメントで、たくさん書いてしまって申し訳ありません。よかったらご意見聞かせてください。
投稿者 ななみ。
マキさんへ
はじめまして!
陣痛中はやっぱり辛かったそうです。でも、俗に言われる通りに第2子出産は、前回と比べると楽だったようです。
コンパクトデジカメでも、工夫次第で良い感じの写真は撮れますので色々と試してみてくださいね。
umiさんへ
はじめまして。僕たちの場合は幸いにも、僕が学生で、しかも夏休みと重なったので子育てのスタートとしてはバッチリでした。一日中、家族と一緒にいられるので、大変ですけど楽しんでします。
かずずんさんへ
こんにちは。そうなんです。可能性としては無いとは言えないけど、悪い事ばかり考えていては何事も出来なくなりますからね。機械作業が危ないから家具作りはやめなさいと言われているかの様に思っちゃいます(ちょっと極端かも)。いずれにせよ、今は僕たち親が責任持ってしっかりしないといけませんね。
fujiさんへ
こんにちは。スウェーデンも同じような問題を抱えていた事があったようなのですが、制度が整ってきてからは出生率も上がってきているみたいです。今はベビーブームで病院も込んでいるほどです。
maiさんへ
はじめまして。自宅に一人にしておく事などはリスクの点から考えると、写真をネットに公開の比ではないですよね。何かが起きた場合(棚の上の物が落ちてきたとか、火遊びをした)などには、100パーセント親の責任になるのに軽率すぎますよね。
管理人ADAMさんへ
こんにちは。そうですね。リスクを最小限に収めるようにしてあげるのが親の役目だと思いますが、ネットの危険性を叫ぶだけでは本末転倒ともいえますよね。
ななみ。さんへ
はじめまして。失礼かもしれませんが、ななみ。さんは大人になっても、ご自分の希望についてご両親と話し合う事が出来ないのでしょうか?この点は日本の家族像の大きな問題点だと思います。成長に伴って親と、ろくに会話も出来なくなる日本人家族をよく見ますが、少なくともヨーロッパではそうは感じません。私の子供たちが大きくなってからも続けるかどうかは親である私が決める事ではなく、自己を持ち始めた彼らが意思表示をするでしょうし、大人になる前のもっと若い時期に考える事です。そこで親としてするべき事は、しっかりと本人たちを助けられるようにプラスの事、マイナスの事を教え、考え、話し合う事、そしてその様な機会を度々、持つ事。そしてその様な事を出来る親子関係を築く事ではないでしょうか?とは言っても、そんな先までこのブログが残っているとは思えません(笑)。
投稿者 Ikuru
又のぞきに来ちゃいました。
やっぱりここでも大騒ぎですね。子供の写真。
うーむ。
このことで他の人が厳しく指摘するのが疑問です。
ここで指摘するんじゃなくてそういう危ない人や、そういう行為を見かけたり聞いたりした時こそ発言して欲しいものですね。
発言の自由。
そしてコミュニケーションの大切さを忘れずにしたいですな。
投稿者 mai
maiさんへ
こんにちは。そうですね。身近にはもっとリスクの大きい事がたくさんあるので、ネットの怖さばかりに目くじらを立てるのもどうかと思います。でも、このブログやその他色々な所で交わされているような議論もとっても大事〜。
投稿者 Ikuru
こんにちは。お返事ありがとうございます。
少し書き方が悪かったのか、私の言いたかった意味を的確に
伝えられていませんでした。
私がいいたいのは、自己をまだもっていない子供の写真を、親の判断で掲載してもいいものかということです。
意思表示がまだできない小さな子供の肖像権は、親のものなのでしょうか。
わたしがもし小さい頃、自分の写真をネットで公開されていたとしたら、親に「どうしてそんなことするの?わたしはそんなことされたくなかった。」と言っているはずです。
自己を持ち始めるまで、子供は何もいわないからいいだろう、何か言ってきたらやめよう。
それでいいのでしょうか。
投稿者 ななみ。
【わたしがもし小さい頃、自分の写真をネットで公開されていたとしたら、親に「どうしてそんなことするの?わたしはそんなことされたくなかった。」と言っているはずです。】
↑ 大人になった私がそのことを知った時 という意味です。
投稿者 ななみ。
ななみ。さんへ
>自己をまだもっていない子供の写真を、親の判断で掲載してもいいものかということです。意思表示がまだできない小さな子供の肖像権は、親のものなのでしょうか。
親が判断して良いと思いますし、判断すべきです。
さらに、ななみ。さんが肖像権という物を正しく理解されているか甚だ疑問ですが、保護者である親は必要ならば子供の肖像権を行使する権利を持っています。
何度もいいますが的確な判断を親がし、折りを見て話す機会を持つべきです。大人になるまで待つ必要などありません。
とりあえず、これ以上ご不満があるのでしたら、子供を扱う雑誌社やテレビ番組、広告会社、その他諸々にでも、同じ質問をしてみてください。きっと僕よりもずっと法律に詳しい方がいますので的確な返事を頂けると思いますよ。その後にまたここへ書き込みしてください。
投稿者 Ikuru
すごい、コメントいぱいですね。
僕は子供が社会人になるまでは親の責任だと思っています。
色んな意味において。
すぐ論点がずれそうな話題なので、簡潔に^^
で、子供の写真をネットに載せる載せないの論点は、
「危険性」の危惧ですよね。それは親権者が責任をとるものです。
次に、子供の意思云々を踏まえたネット掲載は、意思表示ができない頃は親の独断と偏見w
意志表示ができるようになったときはコミュニケーション解決ですよね〜。
だから、僕は子供が大きくなって当時の写真を見て、文句言われないよう、なるべく男前に撮ってます。・゚・(ノ∀`)・゚・。
投稿者 管理人ADAM
管理人ADAMさん
おおっ、ブログには書いていませんでしたが、ほぼ僕の考えている事と同じですね!というか、こうあるべきだと思いますし、これで充分ですよね〜。はい、良い写真を撮っておく事も親の義務かもしれません(笑)。
投稿者 Ikuru