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2008年06月30日    コメント ( 8 )

ローゼンダールスで、ビオゴン

今回のタイトルは、スウェーデン、もしくはカメラに詳しくない方には完全に意味不明ですので、ご了承ください。

カメラマニアの間では、帝王とか、最強、無敵の描写などという表現で、良いレンズやカメラの事を褒め称えますが、それら全てを含めてさらに別格の存在が、ツアイスのBIOGONビオゴン。

「神」と呼んでも差し支えないほど称賛ばかりを聞くのが、この超広角レンズ(35ミリ判なら20ミリちょっとのレンズに相当)です。

080630_01.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

Rosendals trädgårdローゼンダールス ガーデンで撮ったミチカ。パンを食べようとする大きな口を狙っていたら、隠されてしまいました(笑)。

080630_02.jpg

カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 80mm F2.8 T*

このビオゴン様を使うためだけに作られたのが、ハッセルブラッドのスーパーワイド。レンズ交換不可の専用ボディです。電池の介在無し。ピント合わせは目測で露出も自分で決めないとなりません。

参考リンク:こちら(既に売約済み)は、2年前に見つけた極上中の極上SWC。

080630_03.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

さらに近づいて撮れば、もっと迫力が出たかな。

注:各写真の色合い、コントラストなどが違うのは、日光の具合や、順光逆光、露出なども影響していると考えますが、一番の大きな理由は、スキャン後に僕が行っている画像処理の手抜きだと思います。超適当なので、参考程度にご覧ください。

080630_04.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

芝生の上で駆け出すミチカ。結構近くから撮っているつもりなんだけど、思ったより大きく撮れていない(それが超広角の宿命)。

080630_05.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

食事中に下から狙う。もちろんノーファインダーで。

080630_06.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

一緒に歩くので構図を考える間もなく、被写体ど真ん中。T*コーティング無しだからか、薄く雲がかかっているせいか、とても柔らかい描写。

080630_07.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

泳いでいる鴨を見ています。

少し日が当たっているせいか、さっきよりは、コントラストが高くなったかな。

080630_08.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

立ち止まっているので、もっと近寄ってみる。でも、それほど大きく撮れない。。。

080630_09.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

木陰で。

うーん、なんか普通にしか撮れない。これがSWCの難しいところでもあり、すごい点でもあるのかな。超広角レンズなのに、普通に撮れちゃう。

が、ときどき、一、二枚だけとんでもなく良いのが撮れちゃったりして、ビオゴン神の虜になってしまうのです。

080630_10.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

本日(12枚撮影)、最高の笑顔。たしか僕を追いかけているところ。ファインダーをのぞいていない割りには上手く撮れました。

080630_11.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

ランチに同席していたグラフィック デザイナーさんに頼んで、親子写真を撮ってもらう。

080630_12.jpg

カメラ: Hasselblad SWC/M
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Biogon C 38mm F4.5

ジャーンプ!

あはは、浮いてる(笑)。


 
 

コメント

ほんとですね。SWCは結構出来上がりを見ると普通なんですよね。よほどの景色とか構造物でないと超広角の特徴ができません。また、これでもかこれでもか、と接近しても、「ありゃこんなにしか写らないか」って感じですね。先日、競馬場で頭の上にこれを構えて取っていたら、ニコンの望遠を持った若者が来て「何してるんですか」と言われました。結構面白い写真が取れるのですがね。直線が長くてコースに近寄れる新潟競馬場が最適です。

投稿者 匿名


お久しぶりです
Hasselblad!奥が深いですね
しかし私はデジイチが今最高に楽しいのでとても頭がそちらのほうへは回りません。
いずれはフルサイズへと思っています必ず。
実はikuruさんの書き込みをみてプラナー50/1.4とても興味が沸いてきました
コンタックスでしたよねマウントアダプターの会社は家から1時間位のとこなので
一度行ってみようと思っています(アダプターだけとりあえず買っちゃうと思います)
教えていただきたいことがひとつ「M42マウント」M42とはどのような規格なのでしょう?
スクリューのマウントのようですがどんなレンズなのでしょう?
そういえば本を出版されたようですねおめでとうございます、購入後又コメントさせていただきます。

投稿者 セイントルーク


SWCはほんとに難しい。モット寄ればよかった、と思うときと。モット引けばよかったともうことばかり。ちょうど良かったと思える写真が取れたためしがない。やはりスクエア画面だからなのでしょうか。それとスクエア画面のせいで水平を出すのが難しく、水準器が欠かせない。50mm〜150mm辺りはファインダーの中でトリミングをしているのだと思います。それがBiogonになると外付けファインダーでは意識の中でトリミングを拒んでいるのでしょう。
セイントルークさん、M42マウントとは戦争直後のツァイスのContax-Sからプラクチカにいたる初期の一眼レフの標準的なスクリューマウントです。日本ではKマウントになる前のペンタックスが使っていたのでペンタックスマウントとも言います。

投稿者 sochaux


いや〜…本当に凄い、広角なのに普通ですよね。歪みがほぼ見えない、周辺でも像がほとんど流れない。
でも一番見事なのは、最初の写真かな。大口なんぞ撮らせるもんかの笑顔、カワイイです。

投稿者 ts


こんにちは!
ビオゴンさまはほんと良い写りしますよねー。
先日使ってみたらそのスゴい画角に振り回されっぱなしでした。
これから撮った写真をじっくり眺めてひとり反省会です。^^;

投稿者 じゅん


匿名さん
競争馬ですか!近くによって撮ったら迫力ありそうですね。

セイントルークさん
僕が使っているプラナー50/1.4はコンタックス用です。M42にはあまり詳しくないのですが、sochauxさんのおっしゃるとおりです。キャノンのEOSマウントのように、違う規格のマウントです。

sochauxさん
あー、水平は難しいですねー。特に手持ちだとかなりきついです。。。
M42のコメントありがとうございました!

tsさん
もちろん一枚目は、お気に入りですからねー。横の木が良い感じで立体感を出してくれました。

じゅんさん
SWのエントリー、拝見していますよー!僕は子供を使ってごまかしていますが、そうでないと、どうなることやら。。。これがSWCの面白いところでもあるんですよね。

投稿者 いくる


いいものはいい!!
間違いないですね。

とはいいつつも、自分のSWCでは持ち出すもののいまだに1枚もシャッターを押せずにいます。
減るもんでもないのにね

また、このブログ見てSWC欲しくなる人がふえるんでしょうね(;〜〜)

投稿者 tanio(e-lighting店長)


tanio(e-lighting店長)さん
>SWC欲しくなる人がふえるんでしょうね
どうでしょうね。でも、SWCの素晴らしい世界を体験できる方が増えたら嬉しいですね。

投稿者 いくる


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