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ストックホルムの美術校の年度末作品展示会巡り第5弾は、僕が学ぶマルムステンCTD。全校生徒60人ほどの小さな学校ですが、非常に高い評判を保っています。特に木工の分野では名実共にスウェーデン最高(ヨーロッパ一とも言われる)です。
作品紹介の前に、まずお知らせです。僕の関連する二つの書籍が刊行されました。もし、どこかで見かけましたら、ぜひご覧くださいね。
1月に開催した個展についての記事が5ページに渡って大きく紹介されています。
EOS 5Dに買い換えるきっかけとなった物。カール マルムステンの二つの学校を紹介していて、写真と取材、コーディネートなどを担当しました。20ページの大きな特集です。残念ながら一般の書店では販売されていません。
マルムステン校の展示会場に到着。まずは最上階。
デザイン科の学生による作品。この学校は生地張りのコースを有しているだけあって、綺麗に仕上げています。工業製品(デザイン科が主とするのはこの分野)だとなかなかこうはいかないのですが、プロトタイプはやっぱり、これくらいの物であって欲しいですね。
重ねられるブックシェルフ。横向きにするのも良さそう。
足載せも備えたラウンジチェア。マルムステン校の大きな特徴としてあげられるのが高い造形力。デザイン科の学生でも、自分で機械を扱って作ってしまいます。難度が高い加工だとしても、家具製作科へ来れば解決。(注:金属などは外注になります)
綺麗な机が集まっている場所がありました。全てマルムステンのデザインした作品ですね。
天板を左右に開くと、綺麗な仕切りを備えた収納部が現れます。
チェスと、バックギャモン用の、ゲームボード。塗装ではなく、木種、木目の違う木を組み合わせて作られています。
この机はかなり難しい。この脚と枠の処理を考えるだけで、もう。。。(笑)
天板も時間がかかったはず。これだけ木目がはっきりした物だと、ちょっとのズレで、バランスが非常に悪くなってしまうからです。
と、ここまでご覧頂いたのは、デザイン科の2年生と家具製作科の1年生(机たち)の作品でした。マルムステンCTDでは卒業作品以外の展示も行っています。
その2へ続く。
家具たちは素晴らしい完成度ですね。
ちょっと間違えると見えるけど、上手く出来ていると「あたりまえ」と感じられそうですが 生きている素材の木工のカーブや木目合わせなどほとんど感動ものですねぇ!
KonstアカデミーとBeckmansは見られましたがカール・マルムステンは ここで見られました〜。
ありがとう!
投稿者 P
ラウンジチェアのマチ(側面)は、ハコヒダのような加工がしてあるのでしょうか?それともリボン?何にしても、念の入った精緻な仕立てに見入ってしまいます。デザインはもちろん。それだけでなく、上手く収まりをつけているような気もして・・・見入ってしまいます。
投稿者 chair_holic
Pさん
そのとおりです。普通に見えてしまうのですが、本当は高度な技術が隠されています。
chair_holicさん
しっかりとは見ていませんが、ここはリボンではないと思います。縫製してからくるんでいるのかな。
投稿者 Ikuru