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しばしば、エクステンションチューブ(中間リング。近接撮影で使用する。)の効果を知りたい、というご質問を頂きます。そこで、今回は手元にある物を取りだして撮影をしてみました。
とりあえず、手元にあったのはこの4つのエクステンションチューブ。10、16、55、バリアブルでした。
さっそく、一番ポピュラーなPlanar80mmを付けて、最短距離での撮影をスタート。
現像が完了して、受け取ってみました。しかーし、予想だにもしない悲劇が起こっていたのですっ(笑)!!
あれ、全然、写っていない?一コマだけ!?なぜ?
たった一コマの写真の為に現像代を支払い、帰ってきました。
フィルム一本は約50クローナ+現像代53クローナ=103クローナ。1700円払って、たった一枚の写真となりました(笑)。
帰宅後、すぐに原因追及。理由はすぐに判明。
今回、レリーズ時のショックを最小限に抑える為に、僕はカメラ内蔵のセルフタイマーを使用していました。
ハッセルブラッド200シリーズでは巻き上げクランク下のボタンを一回、押し込むとミラーアップ。さらにもう一回押し込むとセルフタイマーがスタート。そして設定した時間(最短で2秒にできるので便利)になるとシャッターが動作するようになっています。
よく観察してみると、セルフタイマーを使用する時には、Cレンズのシャッター(今回はBバルブ)は連動しない事がわかりました。要するに、レンズ側のシャッターは閉じたままで光がフィルムに当たらないという事。
しかし、ミラーアップした後、普通にレリーズするか、レリーズケーブルを使うならば、連動軸が作動(レンズ側のシャッターが開く)します。フィルムに唯一、写っていたコマは撮影中に、一度だけレリーズケーブルを使ってみた分でした。
ということで、エクステンションチューブの効果については、次回までお待ち下さい。もう一回撮り直します。