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スウェーデンはハッセルブラッドの宝庫、と思われている方も多いかもしれませんが、実際は違うと思います。日本のカメラショップに行く方が断然、品揃えが良いし、すぐに見つかるはずです。
では、どうやって僕は探すかというと、ヒミツです(笑)。
というのは冗談。個人売買をメインにしています。最近になって、やっと良い物を嗅ぎ分ける嗅覚と、値段交渉の駆け引きが分かってきました。カメラショップを巡るよりも断然、楽しいです。
今回は、つい先ほど入手したばかりの新人達を紹介します。今日の取引相手は可愛げな女性カメラマン。そう、スウェーデンでの、ハッセルブラッドの所有者はプロカメラマンが大多数です。
まずは色々なアクセサリーたち。初めて見る物も幾つかありました。
ハッセルブラッド500Cとフィルムバック3つ。プラナー80mmのレンズ状態は問題なさそう。フィルムバック(全部、俗に言う裏窓付き)は要メンテナンス。
交渉中にはあえて細かい事は聞かなかった(勝負を早く決める為)ので、このフィルムバックは嬉しい。予想外その1。
状態悪いよ、と言われていたゾナー150mm。確かにかなり使い込まれていますが、レンズは綺麗でした。
綺麗よ、と言われていたディスタゴン60mm/F5.6。今回の一番のターゲットだったのだけど、本当に綺麗だった。欲しい方がたくさんいるはず。
全然使っていない、と言うだけあって、シャッターはもう明らかに調整が必要な状態。1秒が、3秒から8秒くらいかかる(笑)。綺麗で使っていないレンズにありがちなトラブルです。でも、予想通りでもあった(ここでクレームを付けないのがポイント)ので、メンテナンスに持ち込むつもりです。その前に203FE(レンズシャッターを使わないで撮れるので)で試写するかな。
絞りとシャッタースピードのリング間に、スペーサーが入っていますが、初めて見ました。メンテナンスに持ち込めば判明するはず。
今回の予想外その2、がこれ。右が新人の500Cで、左が我が家でCレンズの動作チェックをする為によく使っている500C。どちらも最初期の1958年製。何が違うか分かりますか?
なんと新人君は、マニアの間で珍重される特別な500Cだったのです。ポンプ式と俗には言われています。しかし、このメカニズムはトラブルが多かった(すぐに壊れるらしい)ようで、後のモデルでは設計変更がされて無くなりました。ポンプ機構(ミラーショックを緩和する)が付いている事による利点は、珍しいという事くらいかな。Cレンズ以降のレンズは、使用する事さえ出来ないので不便です。
購入時はポンプ内蔵モデルだったとしても、メンテナンス時に取り外された物がほとんどです。実際、僕が持っていたモデルも改良済み品でした。
ということは、このカメラボディは、販売されてから50年近くもメンテナンスをしていない可能性が考えられます。500系は壊れにくいと言われてはいますが、ポンプ機構も残っているなんて、すごいですね。
これだから、宝探しはやめられません♪
もちろん、これは宝ではなくて、トラブルメーカーだという意見もありそうですが(笑)。
注:今回は僕の取引テクニックを紹介しましたが、大変なリスクと危険を伴います(笑)ので、よい子は真似しないでくださいね。責任は負いかねます。
個人で交渉して買うなんて面白そうですね。
物件の情報は雑誌かなんかですか?
羨ましいですね。
ちなみにこの物件でお値段どのくらいですか?
投稿者 けんけん
けんけんさん
こんにちは。情報はネット上に出ているアナウンスとか、以前の取引相手の紹介などですね。
値段は、残念ながらヒミツです〜。とは言っても、超安いとかいう事はありませんのでご安心を(笑)。赤字になることもあるんですよー。。。まあ、それがまた宝探しの醍醐味とも言えるかも。
投稿者 Ikuru