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昨日は蝶番の取り付け風景をお見せしましたが、書き忘れていた事がありました。やすりで真鍮を削った後に出る粉は、必ず一削りずつ刷毛ではらう事が重要です。これを怠ったり、息でフッと飛ばそうとするとすぐに分かりますが、粉が繊維内に入り込み黒くなってしまい、後でもっと面倒な事になります。サンドペーパーで磨こうとすると、やっぱり同じ結果になるので要注意。
*注
今、僕が作っている戸棚はスウェーデンの職人試験の前段階の課題です。試験で必要な技術を全て含んだ物を製作することになっていて、各々の技術などを確認しつつ学んでいきます。
これは鍵部を加工中。鍵のメカニックが内部に収められています。鍵穴の付く部分はこれから四角く加工をします。
取り付けが終了した状態。蝶番などと同じくヤスリで表面を削ってあります。まあまあの出来かな。ちょっとだけ黒く汚れてしまったので綺麗にしないと。。。
鍵を閉めた時の受けになる部分。施錠時には扉がカタカタと前後に動かないように調節済み。これも職人試験の重要な採点項目です。
扉を取り付けた状態。四方の隙間が一定になるように加工をする事が求められます。ここで僕の誤算が発覚。。。僕がこれまでに使った蝶番たちは約一ミリの隙間が出来ていたのですが、なんと今回の注文して作ってもらった物は0.5ミリなくても良いほどの高精度だったんです。綺麗に直す(上下は調節できましたが、左辺はやや幅広になってしまいました。)のはちょっと難しい段階になってしまったので、次回への教訓としました。
精度が良すぎて調整に失敗ですか・・・。すごいですね。
今回の金具のつけかたは本当に美しくて感心するばかりです。
職人試験までがんばってくださいね。
投稿者 蓮尾知子
蓮尾知子さんへ
新しい糸鋸の調子はいかがですか?
この金具の精度について、本当は取り付け前に気づくべきだったのですが、油断しました。。。でも、綺麗にまとまると気持ちよいものです。
投稿者 Ikuru