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昨日、スウェーデンのカメラ好きが集まるウェブサイトの広告ページに、珍しいカメラが出ていたので、速攻でコンタクトを取り、即入手。
持ち主は世界中を巡るプロカメラマン。
このカメラの素性を一発で当てられたら、あなたは極めて重度のカメラ病です。
プレートには、TOMIYAMAと記されています。
Nikonニコンの大判カメラ用レンズであるNikkor ニッコール SW 90mmが付いています(交換化)。蛇腹繰り出しノブの革が無くなっているけど、他は非常に綺麗。
僕のカメラ評価基準(電池+ハイテク無し、プラスティック無し、単純な構造。これらを満たすほど、評価が上がります。)によると、最高に格好良い部類に属します。ファインダーがネジ留めだなんて素敵すぎる。←重症ですね。。。
この評価方法からすると、EOS 5Dなどの現代のカメラは最低最悪ということになってしまいますが、良く写るので合格です(笑)。
大きさ比較。めちゃくちゃ大きい事が分かりますね。重量は3キロ。
<答え>
富山製作所のArt Panoramaアートパノラマ170という、パノラマ撮影に特化したカメラです。僕は好んでXPanを使っていますが、135判フィルムを二コマ(24mm X 65mm)使ったパノラマ。こちらは120判フィルムで3コマ分(56mm X 173mm)を使用します。とんでもない高画質で撮影が出来るというわけです。
しかし、フィルム一本で、たったの4枚しか撮れません(笑)。
極々一部の方からの需要だけだったろうと思われる変態カメラ(←褒め言葉)ですが、変人(←褒め言葉だと思っています)の僕は、これでこども達の撮影に挑戦することにしました。
背面のフィルムバックには、何やらガラスが内蔵されています。
これはピント合わせに使うピントグラス。フィルムが来る場所に置いてピント合わせをします。ガラスに映る像は上下、左右が反転します。大判カメラを使った事がある方にはお馴染みでの光景です。
通常は、この後にフィルムを装填し、4枚連続(ピント調節は不可能)で撮影します。
しかし、それでは子供の撮影は困難を極めますので、対策が必要です。フィルム面からの距離、約55センチにセット。
ルーペを使いながら、ピントを正確に合わせます。
そして、蛇腹の繰り出し量を記録。距離1m、2mなども同様にチェック。こうすれば手持ちでもスナップ撮影が可能となるはずです。
超単純でしょ(笑)?
さっそく撮りに出かけましょう。
早くみたいです。掲載を楽しみにしています。
どんな写真が撮れるのでしょうか?
投稿者 カメラ小僧
うわぁ〜、これは珍しい。ブローニー版のパノラマですか。
フィルムだけでも大迫力かも。ポジフィルムを使う勇気があれば…
アクセサリーシューに定規みたいなのをつけておいて、繰り出し量に応じて撮影距離を確認できる様にするのも一手かも知れませんね。蛇腹の先にヒモつけて、シューやファインダーまでのサイズに依って撮影距離を確認するとか。
パンフォーカスを狙うのが一番楽でしょうけれど、流石にそれは無理ですかね。
どう手なずけられるか楽しみです。
投稿者 ts
初めまして、某所でお世話になっております。
ブログ拝見させていただきました。
とても素敵な写真を撮られる方だなあと。
心が温かくなって、癒されるような。
撮られる側への愛情が写真から伝わってくるような。
私もそう言った素敵な写真が撮れるよう、
日々精進していきたいなと思いました。
投稿者 ナナ
カメラ小僧さん
僕も本当に楽しみです。一枚くらい当たりがあったら良いなあ。
tsさん
ピント合わせをして4枚撮影ですから、段階露光をしながらワンカットが本来の使い方なんでしょうね。パンフォーカスも考えたのですが、たぶんそれだとこども達が小さく写ってしまうんです。大きく写してみたい←我ながらバカですね(笑)。
ナナさん
初めまして。ありがとうございます。単なる親ばかブログですが、そうおっしゃって頂けると嬉しいです。
投稿者 いくる