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Kungliga Konsthögskolan王立美術大学の卒業作品展へ出かけました。去年も紹介していますが、展示会場がすごい。王立芸術アカデミー。僕が知っている限りでは、ストックホルムで一番のギャラリーです。
一階の正面にある部屋へ来て、ビックリすることがあったんです。
これは二階に展示されている作品。
壁に書き込みまでしています。日本ではこんなことさせてくれる所があるか分からないけど、展示後に壁と同じ色で塗り重ねれば、問題無しだと思われます。
しかし、一階で展示していた学生は、常設展示などお構いなしの強烈さ。羽毛の山にカラスが留まっています。
でも、他の作品と比べると、これはカワイイものです。
驚きはこれから。
ドロドロの液体の中から首を出した猿(?)。この場で液体を流したのかな。まあ、これはペリペリと剥がせそうな素材に見えるから大丈夫かも知れません。
しかし、
ギャーッ!!
こ、これはどうみても塗料その物じゃないですか!?
コーティングしている気配も無い。すっごいなー、これ。撤収時にはちゃんと元通りになるのかな。
OKと許可を出すギャラリーの懐の広さ(裁量)も素晴らしいですが、ここは芸術アカデミー。その辺の地下室をギャラリーにしたような場所とは格が違います。王立です。
そして、やっちゃおうと考えつき、提案し、実行してしまう学生もただ者ではありません(笑)。
あ、ひょっとして無許可のゲリラ展示(笑)?そんなわけはないか。
うーん、芸術は奥が深いなあ。
驚いたまま、トイレに行ったらここにも同じ学生の作品が(笑)。トイレの中に卒展作品を掲げるとは。
恐るべしスウェーデン。(ただし、学生は名前から察するにアイスランド出身)
おまけ。上層階にあるアトリエでも3年生の作品展(卒業生は5年生)をやっていました。ここで僕の注目を浴びたのが、
これ。通気口や換気口のフタまでがディテールの宝庫だったんです。
さすがは芸術アカデミーだ。
マルムステンCTDも終わっていないけど、こちらもつづく。
今日、本が届きました、
これから読ましていただきます。
投稿者 桑原恒治
げろげろ。これ、常設展示がある傍らで展開している訳ですよね。凄い、というか羨ましい。
やっぱり、ある程度はやりたい放題やってみるのが面白いですよね。勿論限界はありますが。
日本のギャラリーでも、撤収時の原状復帰を条件に、壁をある程度自由に使わせてくれる所は結構多いのではないかと思いますが、流石にここまでやらせてくれる所は無いでしょうねぇ。
しかし手すりのペガサス?は本当に凄い…これ、実はこのまま常設展示になるとか言ったら面白いですね。
投稿者 ts
ひゃあ〜 寛大なギャラリーですね!!しかも王立!!!
写真で見て楽しめるって事は、もちろん実物見ちゃったら大変な事になるハズ!!
口がずっと開きっぱなしになるかも(笑)
投稿者 kaokao
本、アマゾンから今日届きました。これから楽しみに拝読致します。本の、モユル君の小さい時の写真、かわいいですね。それと、王立でこんな展示が許可されるなんて驚きですね!でも楽しそうです
投稿者 Romiromi
桑原恒治さん
ついに到着しましたか!ゆっくりお楽しみくださいね。
tsさん
そうです、常設のその場です。スゴイですよねー。そして、楽しそうです(笑)。ペガサス?のその後も追跡するかなー。
kaokaoさん
はい、ビックリしましたよー。本当に(笑)。
Romiromiさん
到着のお知らせありがとうございます!そうなんです、さりげなくモユルを入れています♪
この展示、本当に楽しそうですよね。
投稿者 いくる
卒展シリーズかなり興味深く拝見しています。
今回の王立美大の展示、インパクトがすごいですねー。
チョット前に映画であったけど(夜になると展示してあった剥製が動き出す...TITLEが分からない)、夜、照明を落としてからここ通ったらかなり怖いかなと...。
ペガサスや猿が動き出しカラスが舞踊る...。そんなリアルな感じが写真から伝わってきますよ。思いつく学生さんもすごいけどOK出した美術館もすばらしいなぁ〜!!
スウェーデンの地下鉄の壁のペイントと似たような所があるのかな?。
投稿者 AYA+77
AYA+77さん
卒展シリーズ、更新はのんびりですがまだ続きます〜。
たしかにこの動物たちが動き出したら。。。
芸術家への理解の深さという点では、地下鉄のペイントとも同じですね。
投稿者 いくる