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超広角カメラSWCの魅力は、何と言っても被写界深度(ピントが合う範囲)が深くてシャープな描写、そして歪みが極端に少ない写りが挙げられると思います。風景写真や、建築写真には特に向いているでしょう。
もう一つ、意外と面白いのが、接写。普通のレンズで言うほどの接写ではないのだけど、SWCでポートレート撮影をするならどうしても近寄る必要が出てきます。特に子供を大きく撮りたい僕にとっては。
しかし、これが難しい。まず、一眼レフでは無いので、どの様に撮れるかを想像しながら撮るしかない事。ファインダーが付いているけど、これは構図を決めるくらい役割しかありません。
そして、特に困難を要するのがピント合わせ。被写界深度が深いとは言っても、接近すると、かなりシビアになってきます。目測(要するに感覚で)となるから、0.6メートルくらいかなあ?と合わせて撮るわけだけど、実際は0.7とか0.8メートルが正解だったりする。失敗写真量産のリスクが高いんです。でも、時にはそれがズバリ当たったりすると、シャキーンッと切れ味抜群の写りをするわけです。
そして、SWCの虜になる、と。
この写真も俗に言う前ピン(前にピントが来ている)。まあ、充分なんだけど、悔しいなあ。
子供の撮影には、ゆっくりと距離を測っている暇が無いので、子供と遊びつつ、構図決め+露出決め+ピント合わせを即座に行い、さらに子供に話しかけつつ撮影することが要求されます。どう控えめに考えても、EOS 5Dで撮る方が楽(実質、ボタンを押すだけ)なのだけど、
やっぱりSWCなのです。
ゆっくり歩いているモユル君。この辺はまだ撮りやすい。
走り始める。露出はさっきのまま。2枚とも露出低め気味だったので、ちょっと引き上げてあります。
立ち止まってくれると、撮影は楽になる。写真は芝刈りの後の、枯れ草を踏むモユル。
ここまで近づくとまた難しい。
広角レンズの恐い点は、人を高い視点から撮ると、頭でっかちの短足に写ること。典型的日本人体型のモユル君が、さらに強調されてしまいます。
ということで、撮るなら地べたに寝転がるのが良し。足が長くなり、顔は小さな男の子になります。女性を撮るなら必須のワザ。携帯電話のカメラでも、コンパクトデジカメでも十分に有効なテクニック。ちょっとしゃがむだけで見違えちゃいます。
あとは、光の柔らかい木陰で撮ると、コントラストも弱くなって良し。日光が強い場所だとどうしても明暗が強くなるからね。