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カール ツアイス製ハッセルブラッド用Cレンズの60mmは、開放値がF5.6(50年代後期)、F4(60年代初頭)、F3.5(70年代後半から80年代)の三種類が作られていました。F4は使ったことがないけど、この60mmレンズはツアイスレンズの中でも特に良い描写をすると感じます。
なにげに読者の皆さんから一番、問い合わせが多いのもこのレンズです。数が少なく、なかなか見つからないんですね。使うたびに見とれてしまう(例1、例2)写りと、50mmと比べて軽量なのも魅力です。
今回は使うのさえも恐くなるほどの、極上レンズ(これ)で撮ってみました。
順光にフィルムが160VCだからか、かなりこってりとした発色。空なんてちょっとウソでしょというくらい青くなっています。好きだけどね(笑)。
真ん中の影はパパ。
春らしい陽気になったとはいえ、まだ木々に葉は付いていません。もうちょっと。
露出アンダーに撮れてしまったので、スキャン時にプラス補正。
F5.6だと開放値でも暗くて使いづらいと思われがちですが、屋外などの明るいところだと、適度な被写界深度があるのでピント域が分かりやすい(これがF2とかだと動体は超大変)という利点があると思います。明るいアキュートマットだと尚良し(たぶん)
さあ、そろそろ準備はオーケーですか?行くよー!
ドーンッッ!!!
あー、せっかく上手く撮れたのに、目をつぶっちゃっていた。地面に転がりながら撮ったのに残念。
気を取り直してもう一度!!
いつも叫んでいるわけではなく、こんな感じに落ち着いた表情も。
前回は撮れなかった笑顔をハッセルブラッドで撮影できて満足です。
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