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2006年04月25日    コメント ( 3 )

さよなら前期型1600F。ようこそ1000F。

初期ハッセルブラッドのスペシャリストであるクナップマンさんの助言に従い、トラブルが発生するリスクが超高い前期型のHasselblad 1600Fを手放し、入れ替わりに1000Fを迎え入れました〜。

1600Fは最高に格好良いので保存しておいても良いのだけど、撮る事ができないカメラ(正確にはこのモデルのみ異常な修理費がかかる。クナップマンさんでさえ修理経験は数台とか。)にはあまり興味がないのでバイバイしました。ごめんよ。

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

レンズはツアイス オプトンのテッサー80ミリ。オプトン時代の物にはTマークが刻まれています。有名なT*コーティングとは違うのですが、何かしらのコーティングになっているらしいです。

2台とも要メンテナンス。クナップマンさん送りを計画中です。そうそう、以前から持っていた1000Fは現在、こちらへ嫁入り済み。最高に使いこなして頂けそうです。

060425_02.jpg

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

一緒にゲットしたその他諸々。その他扱いしては失礼な物ばかりです(笑)。

060425_03.jpg

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

ツアイスとコダックの135mmレンズが揃ったので試写をしてみました。ボディーは後期型1600F。絞りは両レンズともF5,6、シャッタースピード1/10秒に設定。ポラロイドフィルム(インスタントフィルム)はフジ製。

060425_04s.jpg

カメラ: Hasselblad 1600F
フィルム: Fujifilm FP-100C
レンズ: Zeiss Sonnar 135mm F3.5

まずはツアイス ゾナーから。双眼鏡(ツアイス製。おそらく元軍用。)にピントを合わせていますが、手ぶれが少々発生していました。。。

060425_05k.jpg

カメラ: Hasselblad 1600F
フィルム: Fujifilm FP-100C
レンズ: Kodak Ektar 135mm F3.5

そしてコダック。このレンズ135mmと80mmを使いたい為に不安定な1000F/1600Fをあえて使うという人がいるほど、マニアックな物です。僕は今回、初めて使いました。じつはこのエクター、超掘り出し物かも。状態が汚いからと安かった(私感)のだけど、レンズは思ったより綺麗でビックリ。

うーん、差が良く分からない。というか、分かってはいたけどツアイスもコダックもかなり素晴らしいのでは!?

皆さん、ハッセルブラッド1000F/1600Fは、冗談ではなくすばらしいです。旧モデル啓蒙活動でも始めようかと本気で思ってきました。。。賛同者、募る!


 
 

コメント

お〜!!!エクターだ〜ぁ!!! 135mmだ〜

しかも1000Fはダブルだ〜

凄い!!という言葉しか出てこない・・・

ハッセルの初期フォーカル1000.1600Fは使用してみると作りの良さや材質の良さもあってはまると怖いですね

ただ生産されてから50年を越えた現在、まともに動くモノが少ないのが光があたらない理由ですね

日本ではジャンクとなって捨てられていくのが現状だと思います、そういうモノを集めてスウェーデンに送って復活させて本当の素晴らしさを知ってもらうことが啓蒙活動の一歩のように思えますがIkuruさんがリペアーの技術を覚えて帰国するというのも良いかも知れませんねぇ。

ところでこのカメラ最初に買った人たちはきっと大金持ちだったのでしょうね。

投稿者 mukunohige


ikuruさん

1600Fから100Fかと思ったら、2台お持ちですか。

バックアップですか?

私も135mmのEktar探してますが、なかなかないですね。

あっても高いし。

ところで、壊れる話ばかりですが、1000Fは結構丈夫と聞いたのですが、どうでしょう?私は今動いてる奴をメンテもしてないけど、結構気楽に使ってます。(日本ではメンテする人がいないとは知らなかった)

私の知ってるカメラで壊れやすいの筆頭はVoigtlanderのUltramaticでした。

投稿者 netdandy


mukunohigeさん

凄いというより、おバカですよね(笑)。カメラの出来は本当に素晴らしいです。修理技術にはかなり興味があります。ただし、機材と交換パーツがないとどうしようもないんですよー。おそらく純正パーツを持っているのはクナップマンさんのみだと思います。

日本ではこのカメラやローライフレックスは”家が建つ”ほど高級な物でしたが、スウェーデン(おそらく欧米)ではそうではなかったようです。もちろん安い物ではありませんが、頑張れば買える物だったはずです。たとえばコンペンディウムを見ると、1954年のアメリカでの1000Fの価格はニコンSとほとんど同じです。

netdandyさん

バックアップというよりも趣味です(笑)。修理して使えるようにしようと思います。啓蒙活動の一環(けっこう本気)です。

1000Fは1600Fと比べるとトラブルが少ないようです。しかし、1600Fと同じくシャッター幕があまりにもデリケートな為に大きなリスクを抱えています。特にシャッタースピードの調整は難しいようです。現在は、日本だけではなく、スウェーデンのハッセルブラッド本社でも1000/1600Fのメンテナンスは受け付けてくれません。カメラ店で売られている物たちも、おそらく保証無しだと思います。使い捨てのつもりで買うくらいの気概が必要です。

しかし、クナップマンさんならばバッチリ直す事が出来るので、一度、オーバーホールを頼むというのも良いかと思います。きっと見違えますよ。

投稿者 Ikuru


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