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2009年04月30日    コメント ( 4 )

素晴らしい家具の宝庫

何か素敵なソファーがあるかなと、オークション会場へやって来ました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

このミチカが腰掛けているソファー、とんでもなく素晴らしい物でした。

奥の白髭のお爺さん、好々爺然とした風貌ですね。どの絵を見ているのかな。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

コロニアルチェアーや、キャスター付きのグランプリなども良いですが、奥のシンプルなテーブルが気になります。ウェグナーによる書斎机です。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

初めてこの取っ手を見た時は驚いた。シンプルで機能的。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

さあ、お目当てのリビングルームのセット一式を見つけました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

1944年にマルムステン校で作った特別製の家具たちです。もちろんデザインはカール マルムステン。ミチカが試座しているイージーチェア(安楽椅子)は落札額約20万円。

とんでもなく安いと思います。その辺をちょっと見ていきましょう。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

どこが特別かというと、まずスウェーデンの著名な作家の邸宅のために作られた物だということ。おそらく同じ物は、他には無い。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

クッションの出来を体全体でチェックするミチカ。

この織り地もおそらく特注でしょう。ストックホルムのユールゴーデン島の自然がモチーフになっています。いつか張り替えが生じた際に、どうするかが大きな悩み所です。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

マルムステンの座家具としては珍しく、レリーフ(浮き彫り)が施されています。しかも紋章というような程度ではなく、フレーム全体。組み上げてから、掘っているのだろうけど、ものすごく手間がかかります。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

「スカリンちゃんを撮って♪」と、ヨーゼフ フランクの机上(落札額50万円)へ置いたチーちゃん。

ということで、先ほどの20万円の椅子が安いという理由を少しは垣間見ていただけたかと思います。60年以上経っているとは思えないほど状態が良いのも大きな理由です。

こんなソファーが欲しいなあ〜。←さすがに買えませんし、子供のいる家庭で使うのは無茶。

でも、もう二度と出会えないかもしれません。次に出てくるのは今回の落札者の没後だったりするんだろうなあ。良い物を拝めました。

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カメラ: Canon EOS 5D
レンズ: Canon EF24-70mm F2.8L USM

オマケ。
オークションハウスのトイレの扉。鍵を閉めると、ハンドルが赤く光る。良いですね。


 
 

コメント

『溜息ついてます!!』
ユールゴーデン島の自然がモチーフのソファー。織り地とレリーフ惚れぼれします。
毎日、傍にあればどんなに幸せでしょうね♪

「いつか張り替え・・・」そうです、そうです。
こんなにも素敵なものではないのですが、我が家のソファー、家族に愛され25年・・・5度の張り替え(うち2回は手作り?!)を経てます。


私もストックホルムのとあるサイレント・オークションで一目惚れの家具と出会いました。
ダーラナ地方のペイントがシックに施された温かみ溢れるチェスト。
その家具だけを見てダメ元で金額記入→「なんと落札できました!」→「ん、なんと!!私が欲しかったチェストだけではなかったのです!!」

その他には→ キッチンテーブル(バタフライ式)、キッチンチェアー(四点すべて背もたれの絵が異なる)ライティングビューロー、裁縫箱、スツール。合計8店セットだったのです!!
田舎のお父さんが娘の婚礼の準備に丁寧に作り上げたのでは?と勝手に物語まで作ってしまうほどの壮観の一揃え。

裁縫箱の扉の裏に『1935年』とあります、素人の私には確かな価値はわかりません、多分、街のスウェーデンの人々には人気がなかったのでしょうね?
でも、私には勿体ないほどの空間ができました。
一目で決めたチェストの上に自作の赤馬をモチーフの大きなイレミッシュ織りを掛け、今これを打っているPCはくだんのキチンテーブルの上に、そしてそのチェアに毎日、座っています。

多分、今回のオークションとはランクが違うとは思いつつもツラツラと書き募ってしまいました!お許し下さいネ♪

素敵なオークションの写真を隅々まで楽しませてもらっています。

投稿者 ICAで〜す♪


漸く時間をつくって久々にコメント書き書き…いや、読んでワンクリックはまめにしてましたよ。

ヨーゼフ フランクの机、浅学な僕にはどんなものか良く分かりませんが、この木目は見事に見えます。綺麗だなぁ…
オークションハウスに、家具と絵画彫刻の類いのアートワークが並んでいるのも如何にもヨーロッパ的という感じがします。どちらも日常生活には必須。それでも、写真が見当たらない様なのは、やはり新しい分野という事なのか、マーケットが小さいのか…

3コマ目と最後のコマ、これこそがデザインという感じですね。意味のある解決を見せる。Appleのデザインに通じるものがあるなぁ。楽しいです。

投稿者 ts


ヨーロッパのオークションは、ヴィクトリア時代のアンティークでも触って、使って、乗って、舐めてやっと、入札しようかと考えるのが普通ですからね〜。子供が多いのも、色々な客層がいるのも特徴ですよね。日本よりもオークションが一般的な買い物方法ですし。

投稿者 SHINFRANK


ICAで〜す♪さん
五回もですか!きっとソファーも喜んでいると思います。気に入られたんですね。
オークションのエピソード、面白いです。それこそがオークションの魅力ですし、怖いところでもあるかも。僕の場合は、全く興味の無い物だったにもかかわらず、何を勘違いしたか入札ボタンを押してしまったら、そのまま落札者ということがありました。超高額品だったらと思うとゾッとします(笑)。

tsさん
写真も絵画と比べると少ないですが、ちゃんとありました。Peter Lindberghによる作品は200万円くらいになったようです。写真にアレンジを加えたペイント作品も並んでいました。

SHINFRANKさん
あはは、舐めるというのは良い表現かも(笑)。大抵のもの(絵画を除く)は指紋がペタペタと付いたまま引き渡されますので驚きます。宝飾品もそうですね。自分で磨けってことなんでしょう。
ロンドンだともっとすごい物が並んでいるんでしょうね。行ってみたいです。

投稿者 いくる


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