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2007年08月23日    コメント ( 4 )

極浅のピント

空に軽く雲がかかっていると、太陽光が柔らかくなってくれて
、人物撮影はとてもやりやすくなります(影も柔らかくなるから)。ただし、夕食後の撮影(20時半くらいまで明るい)となると、今度は光量自体が少ないので、シャッタスピードを稼ぐ為に、必然的に絞りを開く事になります。

柔らかい光で、柔らかい描写の写真を撮れるのは良いのですが、被写界深度(ピントが合う範囲)がめちゃくちゃ浅くなるので、ピント合わせがものすごくシビアになります。

070823_01.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

ピントが合わせづらいとはいえ、これくらいの大きさならばちょっと位のズレは許容範囲(パッと見で分からない)かな。

070823_02.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

厳密にピントの合っている範囲は、数センチ。近づけば近づくほど、範囲が狭まります。

070823_03.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

理想は兄妹二人ともにピントが合っていると良いのだけど、この被写界深度だと無理。

070823_04.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

顔面の表層部辺りにしかピントが合っていません。

070823_05.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

これはちょっと手ぶれが発生しているかな。

070823_06.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 160VC
レンズ: Carl Zeiss Planar FE 110mm F2 T*

さあ、お家へ帰るよー。お風呂に入って寝ましょう。


 
 

コメント

はじめましてKと言います。
いつも楽しみにして拝見しています。
僕も仕事がらMac使っていて映像の仕事したり、あるときは大工だったり、家具を作ったりで、とても親近感おぼえたりしています。
特別Mac信者ではないんですが。
映像と云ってもデジタルビデオが主にです。
普段写真も動画もデジタルが主になんですが、たまにフィルムくらいです。
デジタルはしっくりこなくて、なんて分かった気でいましたが、
このブログを拝見して
EOS 5DにZeissを装着するとここまで迫れる、表現できるのかと
凄く勉強になっています。
XPanをここで初めて知って驚いたり。
そんな折、友人がRolleiflexを持っていたのでブログからヒントを得てRolleiflexのファインダーにコンパクトデジカメでマクロ撮影してコンパクトでもここまでいけるか!と遊んだりしています。
なんとかデジタルビデオで出来ないかなと思ったりしています。

投稿者 Anonymous


Ikuruさまこんにちは。
Kさまこんにちは、

私も仕事でDV&HDVを良く使います。

最近では35mmSLR用レンズ、あるいはシネ用レンズの像をぴんとグラスのようなすりガラスに結像させて、
それをHDCAM、HDV、DVなどのカメラで撮影するという道具が発売させています。
35mmフィルムイマージャーなどと呼ばれるもので、商品といたしましては下記のようなものが発売されています。
http://www.pstechnik.de/en/digitalfilm.php

これは、デジタルビデオカメラを使って映像製作をするときに、フィルムカメラの画角と深度を再現したいときに用いられています。
最近ではデジタルシネマやミュージックビデオなどでよく使用します。
自作なさっている方も多いようです。私の同僚も最近PRO35とHDCAMを組み合わせた機材を使いましたが、画質も意外と良いようです。

投稿者 205CW


こんにちは。
コメントさせてもらいましたKです。
こういうコメントを書くのがほぼ初めてなんで、失礼があったらごめんなさい。
だからIkuruさんページで良いのかなと思ったりしますが、
ちょっと失礼して・・

205CWさん
ありますね海外には色々と。
その、なんて言ったらいいんでしょうか
なければ作ってしまえ、クオリティも妥協無くの製品、市場も。
僕もステディカムを自作したりしてます。
Rolleiflexにコンパクトデジの話は、言ってみればホルガの様に写ったとか、ピンホールカメラ自作みたいな話なんです。
ですから例えば、MPEGムービーでハッセルを覗くと、のような遊び感覚なんです。
遊び感覚とは別の事ですがキャノンXL H1にツァイス装着出来ますかね?
聞いておいてあれなんですが、ここはIkuruさんのページだから他できいてみますね。
失礼しました。

どちらかというと僕はポリシーなくて、
デジタル、アナログどちらでも、なんですが、全く異なるものとして捉えています。
やっぱりフィルムがいいですね。
Ikuruさんのページ見ていても強く感じます。
僕にとって再認識できるというか、とてもわかりやすいです。
保存方法で劣化云々ありますが、またそれもよし、財産として残りますし。
機械で考えてもデジカメは古くなったら使わないですもんね?。
物として愛着湧いてしまったから捨てれないけれども、
最初に購入したデジカメはお蔵入りです。
Ikuruさんのお子さん達は羨ましい、ちょっと表現違うか
今だからかもしれないですが、彼等が大人になってフィルムで自分が記録されていたら、絶対に嬉しいんじゃないでしょうか?

それと前回は緊張して伝え忘れてしまったのですが
このページの最後の写真。
最近のなかで一番気に入っています。
これからも楽しみに彼らの成長して行く姿、これにレンズ着けてみましたなどのブログ拝見させてもらいます。
では、失礼します。

投稿者 K


Kさん
205CWさん

こんにちは。面白い方法をありがとうございます。その様な方法があること、実行されている方々がいるとは全く知りませんでした。ちょっと面白そうですね。

Kさん

>今だからかもしれないですが、彼等が大人になってフィルムで自分が記録されていたら、絶対に嬉しいんじゃないでしょうか?

そうだとしたら嬉しいですね。とりあえずは大事に保管しておくことにします。

投稿者 Ikuru


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