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2006年06月24日    コメント ( 0 )

ハッセルブラッド1600Fとエクターレンズ。

まず、お知らせです。これまであまり公にしていませんでしたが、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますので発表します。ヤフオクやってます。ハッセルブラッド関連の物などを出品していますのでご覧くださいね。リクエストも大歓迎です。

さて今回はエクター135ミリレンズで撮った写真を紹介する予定でしたが、この週末は夏至の休日の為、お店は軒並みお休み。しょうがないので、カメラを撮ってみました。

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

世界初のハッセルブラッド量産モデルである"HASSELBLAD"。1948年に発売されました。ちなみに1600Fという名前は1000Fが発売されてから付いた名前。さらに、Hasselbladの読み方はハッセルブラードの方が実際の音に近い。なぜハッセルブラッドとなったかは不明。

ハッセルブラッドを使うカメラマン(プロアマ問わず)を日本ではハッセル使いとか、アメリカなどではハッシーと呼びますが、本国スウェーデンでは"HASSELBLADARE(ハッセルブラーダレ)”と言います。シャネラー、グッチャー、ヴィトナーなんかと同じだけど、ちょっと違うかな。いや、かなり(笑)。

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

ボディーだけにした1600F。システムの基本的な考え方は後の500シリーズとほとんど一緒。このフォーカススクリーン(撮影像が見える所)はグリッド入り。これはかなり珍しい。

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カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

シャッター幕はご多分にもれず随分と痛んでいます。でも、これくらいならなかなか良い状態。たくさんの1000/1600Fを見てきた中には使い物にならない物の方が多かったです。とにかくこのシャッター幕は超薄いので最高にデリケート。なんでもモユルに触らせる僕ですが、これだけは禁止事項。

夏明けに修理に出して交換してもらう予定です。いや、本当は今すぐにでも直してもらいたいのだけど、夏休みなんだって。。。さすがはスウェーデン(2ヶ月くらいの夏休みでも決して珍しくない)。

060624_04.jpg

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

ハッセルブラッドというと、ツアイスレンズが断然有名ですが、最初期はコダック。現在は富士フイルムとも組んでいますが、以前はニコンとも共同開発をしていた模様。プロトタイプも実在しています(見ました。ビックリ)。

そしてこの2本がそのコダックEktarエクターレンズ(Kodak Ektar 80mm F2.8 + Kodak Ektar 135mm F3.5)。このレンズを使いたい為に、トラブルが起きるリスクが大きい1000/1600Fを使うという方がいるほど。マニアック、伝説、超レア、カルトレンズなどという言葉が似合います。

でも、撮影後にたくさんの人が魅力を感じる理由が分かった気がしました。撮れる像も凄いのだけど、撮影時にファインダーを通して見る像も驚異的。これはクセになる。

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カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

こちらが3600本ほど作られたエクター80ミリ。僕の知る限りでは市場ではかなり高値で取引されている。

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カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

もっと珍しいのがこちらのエクター135ミリ。生産数も1800本くらい。早く撮った写真を見たいなー。


 
 

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