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2006年05月28日    コメント ( 2 )

1960年製のツアイスC80ミリ六枚玉で撮ってみる。

何万本も生産されたハッセルブラッド用標準レンズC80mmの極初期のモデルであるレンズ(通称、六枚玉)を使ってモユルを撮ってきました。独特の素晴らしい描写だとの評判がある物ですが、いかがでしょうか〜?

注:特に記述がない限り、F8(2段分)に絞って撮影しています。オーバーホール済みのレンズですが、シャッターは203FEのフォーカルプレーンを使用しています。また、フィルムの反りが無くなる前にスキャンしていますので、一部の写真に干渉縞が確認できます。

カメラ: Canon EOS 20D
レンズ: Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

本日の装備。203FEに六枚玉のC80mm。フィルターは無し。フードは遮光効果が怪しい浅めの物(程度低)。フォーカルプレーンでの撮影なので、レンズ側のシャッタースピードはB(バルブ)に設定。フィルムはコダックの400VC。

絞りは最初からF8に固定して、Eマガジン側のISOダイヤルをわざとISO100(装填してあるフィルムはISO400)に設定。こうする事で測光時に絞り込みプレビューを行わないで済む(仮想的に絞り込んだ状態になっている為)という裏技です。

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

最初に撮った一枚。いきなり素晴らしい写真が撮れてしまいました。が、2枚目と見事に重なっています。原因はマガジンの不良などではなく、完全なる僕のミス。かなり初歩的なミスなので聞かないで。。。

ちなみに撮影時間は朝の8時半頃。3時台に日の出なので、もう十分に明るくなっています。

060528_03.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

最短撮影距離近く。青空も綺麗。

060528_04.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

フォーカスの合っている部分が見事に浮き出ています。

060528_05.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

F11に絞り込んで撮影。

060528_06.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

パパと一緒にカタツムリを観察中。

060528_07.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

サクラの木の下で。

060528_08.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

最後はお決まりの滑り台へ。今日はほぼ独占でした。

060528_09.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

描写チェックついでに開放(F2.8)で撮影。一番手前の柱にピントを合わせています。

060528_10.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

ちょっと明るめの露出になっていますが、こちらはF8と絞り込んで撮っています。

060528_11.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

ブランコで遊ぶモユル。太陽に雲がかかって柔らかい日差しになっています。

060528_12.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Kodak 400VC
レンズ: Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 6枚玉

こちらは逆に太陽を遮る物が無い状態。輝度差がかなり大きくなっていますが、これはこれで良い感じ。

という事で、レンズの評価は皆さんにお任せ致します。今回は、このコダックのフィルム(400VC)がかなり良いと確認までできてしまいました。


 
 

コメント

私はまだ6枚玉80mmは持ってませんが、ikuruさんの撮影でこの芝生の公園が何度となく登場しますので違いが分るような気がします、6枚玉はピントの立ち上がりや崩れ方がとても滑らかだと思います、それに対してFEレンズはピントの立ち上がりが切れるようでさすが現代のレンズという感じがします、また発色も6枚玉のほうが落ち着いた感じを受けます。

投稿者 mukunohige


mukunohigeさん

じつはこの場所へ来たのは随分と久しぶりなんですよ(笑)。でも、ピントが分かりやすいのですよね。発色は確かに上品かも知れません。フィルムはビビッドカラーというだけあり、もっと派手な発色を想像していました。

投稿者 Ikuru


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