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2005年07月17日    コメント ( 9 )

超難しかった焦点距離300mmの手持ち撮影。

ふと、焦点距離を2倍にするコンバーターを150mmレンズに取り付けモユルを撮影しようと思い立ちました。焦点距離は300mmとなり望遠レンズの領域。望遠撮影はカメラを三脚に固定するのが安全確実ですが、今回は無謀にも手持ち撮影に挑戦。カメラの外観はバズーカー砲?という巨大さ。全長30センチくらいありました(笑)。

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Fujifilm NPH 400
レンズ: Carl Zeiss Sonnar FE 150mm F2.8 + Converter 2XE

ハッセルブラッドで動き回る子供を撮影する事でさえ難しい(連写できない。手動ピント合わせ。重くて大きい等。)のに、さらに長焦点距離になり追い切れなくなってしまいました(笑)。これは、方向転換をする瞬間を狙い撮影。

050716_02.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Fujifilm NPH 400
レンズ: Carl Zeiss Sonnar FE 150mm F2.8 + Converter 2XE

後にちょっと下がるだけでずっと撮りやすくなる。

050716_03.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Fujifilm NPH 400
レンズ: Carl Zeiss Sonnar FE 150mm F2.8 + Converter 2XE

元々、被写界深度が浅いのに、シャッタースピードを稼ぐ為に開放側(F4)にしている事でピント合わせが非常に困難に。。。ちょっとでも動かれると途端にピントが外れます。

それでも上手く撮れたと思う一枚。ちょっとの下り坂を駆け下りて楽しむモユル。

050716_04.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Fujifilm NPH 400
レンズ: Carl Zeiss Sonnar FE 150mm F2.8 + Converter 2XE

露出オーバーだけど、むしろ良い感じになった(と、言い訳)。

050716_05.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Fujifilm NPH 400
レンズ: Carl Zeiss Sonnar FE 150mm F2.8 + Converter 2XE

これは失敗例。向こうから走ってくるモユルに合わせながらシャッターを押したつもりだったけどダメでした。ピントは壁から判断するとたぶん、もう一歩前だった。これは無理だ(笑)。

050716_06.jpg

カメラ: Hasselblad 203FE
フィルム: Fujifilm NPH 400
レンズ: Carl Zeiss Sonnar FE 150mm F2.8 + Converter 2XE

これも恐ろしく難しかった接写。目にピントを合わせようにもピントの合う範囲がホンの数センチしかない。当然ながらモユルは絶対に立ち止まってくれないから、神業に近くなる。とりあえず、ソフトフォーカスな柔らかい描写に撮ったと、表現を変更する事にします(笑)。

まだまだ修行が必要ですね〜(笑)。


 
 

コメント

 ご精進ご苦労様です。四苦八苦ぶりが伝わってきます。

 動く被写体を追いながらピントを合わせようとするのは、実はかなり新しい方法論ではないかと思います(それができるような機材の進歩があってはじめて出現した…)。

 それ以前は「置きピン」というやり方でプロも撮ってました。被写体の動きを予測して、多分この辺に来るだろうというポイントに、ピントを合わせて待ちます。そしてヤツがそのポイントにさしかかった瞬間にレリーズっ! …という感じ。

 僕はたまに今でもこの方法を使います。慣れるとかなり便利です(もちろんシャッターチャンスは1回きりの真剣勝負ですよ!)。

 でもこの「1回こっきりの真剣勝負」が、良い写真づくりにはけっこう有効だったりしますよね。我々カメラマンは、「追いピン」よりも「置きピン」の方が、被写体の観察を精密にするみたいです。

投稿者 かぱまん


かぱまんさんへ

そう、置きピンもしようと思っているんです。が、あまりにも焦点深度が浅くて判断に躊躇してしまうんです(笑)。息子の撮影は全てのシャッターチャンスが、一回きりの真剣勝負なので慣れてきているかと思いきや、まだまだ鍛錬が必要のようです〜。

投稿者 Ikuru


今日は。

>焦点距離は300mmとなり望遠レンズの領域

それでも、動くモユルくんをこんなにバッチリ手ブレせずに撮れるのですね。

今、望遠レンズ〜300mmについて価格comに質問をかけて検討中です。

手持ちは無理だと言う意見が多くて、IS付したほうがいいと…

コンバーターをつけるという方法もありますね。

投稿者 ひらりん


ひらりんさん>

はじめまして!

さて、ハッセルでの「焦点距離は300mm」というのは35mm判でいえば(換算すれば)約180mmくらいの望遠レンズと同等の画角になります。即ちキスデジタルでいえば、290mmくらいの望遠ということですね。

…へぇ、今はじめて知りましたが、6x6判とAPSサイズデジカメの焦点距離表示ってだいたいシンクロするんですねー。

で、キスデジタルでの300mm望遠レンズ使用は、手持ちではかなり無理があるでしょうねぇ、やっぱり。35mm判換算480mmの超望遠レンズですから、1/500秒以下のシャッター速度ではブレる可能性大です。ということは感度設定をかなり高感度よりにしなくてはいけないし、画質の面で不利になっちゃいますよね。

ここら辺での焦点距離域は、かなりの練習を積まれたら手持ちも可能になりましょう。

IS付レンズも過信しては結果に落胆しかねません。基本はやっぱり練習練習、です(笑)。がんばって下さいね。

投稿者 かぱまん


すみません、何かややこしいことを書いてしまってますね(今読み返してみたらそう思った)。

>即ちキスデジタルでいえば、290mmくらいの望遠ということですね

というのはかなり誤解を招きますよね。言い方換えます!

キスデジタルに、110mmくらいのレンズを付けるとおよそハッセルで300mmのレンズを使っているのと同じ感じになります。

ほんとややこしい書き込みしてしまってごめんなさい!

投稿者 かぱまん


かぱまんさん、今晩は。

よそさまのブログコメント欄なのに、ご親切に説明ありがとうございます。

KissデジNに110mmレンズをつけるとこれくらい。という説明で納得しました。

私こそ、ikuruさんのカメラの認識が甘くて、同じ300mmだ!と早合点してしまったのです。

まだまだ、カメラ撮影理論はなっかなかです。

キヤノンのカタログのEFレンズテクノロジーのページ、チンプンカンプン。

練習に勉強も加わってカメラも奥が深いですね。

ikuruさん、お邪魔しました。

投稿者 ひらりん


かばまんさん、ひらりんさんへ

こんにちはー!そうなんです、フォーマットが違うので厳密に言うと違うかもしれませんが、感覚的には大体そんな感じですね。景色などの落ち着いた物を撮るのなら手持ちでもいけるとは思いますが、僕も場合、大問題なのはほぼ動きっぱなしの被写体なんです(笑)。

そうそう、ひらりんさん、IS付きは非常に有効ですが、本当に有効なのは初心者ではなく、しっかりした構えの出来ている方にというのが正しいと思います。手ぶれを減らせる構えをちゃんと出来ていればホントに鬼に金棒ですよ〜。

投稿者 Ikuru


あなたの写真を見ていると15年前の自分たちを思い出します。はじめで買った一眼レフのカメラで子供たちを取っていました。この子は何になるのかな。夢がいっぱいでした。現在兄は剣道部活ととてもかなわぬ夢の獣医を目指してがんばっています。下は来年高校受験でがんばっているのかわかりせん。小さいころが可愛いです。

ちなみに私薬剤師ですので。薬のことは相談してください。海外の薬はかなり高用量が設定されていますので気おつけてください。しかし日本のように新しい薬を使うことはないでしょう。最近EOS20Dを購入しました。そこであなたのホームページを発見しました。あなたの写真とスットクホルムに感動した人です。

投稿者 トミパパ


トミパパさんへ

はじめまして。僕も15年後などに子供達が何をしているかとても楽しみです。想像も付かない事をしているかもしれませんよね。

これまでに息子が風邪をひいた時などに病院へ行きましたが、日本とは違ってポンと処方箋を出さないみたいです。熱を出しても高熱が4日経っても下がらないなら病院へ来るようにとのことでした。確かにそれが正しいのですが、日本の方式に慣れているとつい、とまどいます。

投稿者 Ikuru


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